インドの土臭さに触れる旅 ローカルバスを徹底紹介!!
狭い車内にボリウッド・ソングが爆音で鳴り響き、舗装もされていない道を全力で走り抜けるインドのバスは魅力たっぷり!! 今回はインドの田舎のローカルバスの魅力を紹介してみたいと思います。
それに対して、ムンバイのバスは素敵です。ムンバイには旧宗主国のロンドンバスに似た2階建てのバスがまだ走っていて、2階建てバスの最前列に乗って子供気分を楽しむという素敵な体験が出来ます。また、バスの作りも鉄板とリベットで作られているような古い感じで旅行気分を存分に味わうことができます。
民族衣装を着た素敵な人々に会えるのもバス旅行の醍醐味です
バスの車内にはクリシュナのステッカーがでかでかと貼ってあったり
ハンドルはラスタカラー、計器の上にはガネーシャのシールが貼ってありました。「これじゃ計器見えないよ!」ッて思いますが、そもそも動いていなかったりするので問題なし!!
バスの車内に優先席の案内がありましたが…
・5%の座席は老人用
・33%の座席は女性用
・10%の座席は14歳以下の子供用
これは難しい!! 「このバス何席なんだ?」っていうところから始まって、そこから優先席の数を計算しなきゃいけません。そんな事している間に目的地に着いちゃうよね!??
2015年の8月、マナリからカソールに移動する時に、いかにも危なそうなガケの横を通る道で赤い服を着ている人たちに出会いました。何か作業をしているようですが、道路工事ではなさそうです。
「どうしたの?」と聞いてみると…
「一昨日、バスが転落したんだ」
「え!! バスが!」
「下の川におちて、乗客40人もそうだけど、まだバスも見つかってないんだよね」
インドだけでなく、ネパールでも、山岳地帯を通るバスやトラックはたま??に転落します。ネパールでカトマンズからポカラに移動している時、ふと崖の下を見るとバスの残骸が転がっていたりして「俺の乗っているバスは落ちませんように…」と祈ったものです。
事情を知らない僕ら日本人から見ると「さっさと通行止めにしろよ」とか、「こんな危ない所どうして車を通すの?」とか、「しっかりした道を作ればいいのに」とか思いますが、現地に行ってみると、平地のないヒマラヤの中に道を作るのがどんなに大変なのか痛切に思い知らされます。
インドやネパールでバスに乗るのはとっても楽しい経験ですが、行く道が安全なのかどうか事前にリサーチしておくのもまた重要だと思います。
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■デリーとムンバイのバス
インドに行って乗る機会があるのはやっぱり大都市圏のバスですよね。インドパパが乗ったのはデリーとムンバイのバスですが、正直、デリーの市バスに面白みは全くありません。綺麗で日本のバスをたいして変わらないのです。それに対して、ムンバイのバスは素敵です。ムンバイには旧宗主国のロンドンバスに似た2階建てのバスがまだ走っていて、2階建てバスの最前列に乗って子供気分を楽しむという素敵な体験が出来ます。また、バスの作りも鉄板とリベットで作られているような古い感じで旅行気分を存分に味わうことができます。
■ホントに面白いのはローカルバス!!
インドでもネパールでも機会があったらぜひ地元のローカルバスに乗ってみてください。スプリングがはみ出した椅子、ガタガタを軋む車体、運転手の好みの音楽が爆音でかかる車内にいろいろな人達が乗り、インドの土臭さにそのまま触れる貴重な体験になると思います。民族衣装を着た素敵な人々に会えるのもバス旅行の醍醐味です
バスの車内にはクリシュナのステッカーがでかでかと貼ってあったり
ハンドルはラスタカラー、計器の上にはガネーシャのシールが貼ってありました。「これじゃ計器見えないよ!」ッて思いますが、そもそも動いていなかったりするので問題なし!!
バスの車内に優先席の案内がありましたが…
・5%の座席は老人用
・33%の座席は女性用
・10%の座席は14歳以下の子供用
これは難しい!! 「このバス何席なんだ?」っていうところから始まって、そこから優先席の数を計算しなきゃいけません。そんな事している間に目的地に着いちゃうよね!??
■ローカルバスは個性の塊!
インドのローカルバスは公営のバスもありますが、儲かる路線だとわかると個人のバスもその路線を勝手に走り始めますので、実に様々なバスが走っています。 同じバスを見つけるほうが難しい気がします。インドパパが今までに撮り貯めたインドバスの写真を全公開してみます!!■たまに谷の下に転落することも…
とは言うものの、バス旅行が危険と隣り合わせになることもあります。山岳地帯であるヒマラヤの山の中を通るバスはこんな細い道を通っていきます。左の乗用車がもう落ちそうなくらいギリギリに寄っていますね。ヒマラヤの山中ではこのような細い道の連続です。だから、たまに転落事故が発生します。2015年の8月、マナリからカソールに移動する時に、いかにも危なそうなガケの横を通る道で赤い服を着ている人たちに出会いました。何か作業をしているようですが、道路工事ではなさそうです。
「どうしたの?」と聞いてみると…
「一昨日、バスが転落したんだ」
「え!! バスが!」
「下の川におちて、乗客40人もそうだけど、まだバスも見つかってないんだよね」
インドだけでなく、ネパールでも、山岳地帯を通るバスやトラックはたま??に転落します。ネパールでカトマンズからポカラに移動している時、ふと崖の下を見るとバスの残骸が転がっていたりして「俺の乗っているバスは落ちませんように…」と祈ったものです。
事情を知らない僕ら日本人から見ると「さっさと通行止めにしろよ」とか、「こんな危ない所どうして車を通すの?」とか、「しっかりした道を作ればいいのに」とか思いますが、現地に行ってみると、平地のないヒマラヤの中に道を作るのがどんなに大変なのか痛切に思い知らされます。
インドやネパールでバスに乗るのはとっても楽しい経験ですが、行く道が安全なのかどうか事前にリサーチしておくのもまた重要だと思います。
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バス旅行をすると、地形や風土の違いがよくわかって面白いですよね。
バンガロール/マイソールからコーチンに行こうと乗ったバスは、デカン高原のはしっこの切り立った斜面をジグザクに走る道路を下りていって、デカン高原て本当にテーブルみたいな台地だったんだと実感しましたし、曲がり角を過ぎるたびに緑が濃くなって、空気がもわっと湿っぽく、あったかくなってきて、あっ、違う土地に入ったんだなと実感しました。