石器時代から続く祭が最先端! 前衛すぎるインドのお祭りティヤムが凄い

■石器時代から伝わるお祭り
インドのケララ州にはティヤムと言うお祭りがあります。ティヤムはケララ州の北マラバールと言う土地で行われている、伝統的で人気のある祭礼です。その起源は非常に古く、石器時代や金石併用時代の昔から続いてきたことは疑いようもないと言われているのです。インド亜大陸に伝わる原始的な祭礼の多くにはこのティヤムの影響が見られるとの研究結果もあります。
「石器時代から続く祭礼!」インドはどれだけ古いんだ…歴史があるんだ…と驚きますがこのお祭りで驚くのはそれだけではありません。
ティヤムの踊り手は下層カーストに限られ、ティヤムにおいて重要な位置を占めます。通常のヒンドゥーの祭礼で活躍するブラフマンはここでは祭りの主導権を握ることは出来ません。
ティヤムは通常、村の真ん中に位置する寺院の前で行われます。いわばオープンシアターの様なものです。ティヤムの踊り手は赤い色をしたビビッドな衣装を身に纏い、人々はティヤムを神その人自身とみなし、ティヤムから祝福を受けようとします。似たような風習は南インドのタミル・ナドゥやカルナータカに現存しています。
と書くと、ティヤムは「何だ…普通の土着の宗教ね」と感じますが、実はティラムの特徴はその前衛芸術を思わせる衣装の凄さなのです!
正直に白状しちゃうんですが、インドパパ、まだこのお祭りに行ってません。でも、ぜひ行きたいなー―と思ってブログを書いています。
このお祭りのことを知ったのは、つい先日出版された南インドカルチャー見聞録から。載っていた写真があまりにも凄すぎて何だこりゃ! 伝統がひっくり返って最先端のアートになったかのようです。
やっぱインドって凄えなぁ…ブログの記事を書いていて毎度書く言葉ですが、本当に心からそう思います。
■映像もありました
■ティヤムの日程
ティヤムの日程はこちらのTravelKunarに掲載されています。12月から4月くらいまで結構びっしりとティヤムで埋まっていますね…凄いです。ケララにティヤムを見に行ってみたい!!と凄く思います。
■ティヤムの衣装は様々です
ケララ州の各地で行われているティヤムには細かく決まった形という物がありません。一説によると500以上のスタイルのティヤムがあるとか…以下はWikipediaからお借りしてきた写真ですが、それがよくわかりますね
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