ムンバイの中心でイン インディア エブリシング ポッシブル!!!と叫んだサリー屋



日本って一度法律ができたら、「絶対に守らないといけない!」みたいに皆が思って、凄く厳格に適用されますよね。消費税だって、交通規則だって、路上喫煙禁止だって、みんな法律を作る人の思うがまま。日本においては作られたルールは絶対ですよね。

でも、インドはすごく自由な人達が住んでいる国で、結構何でもありです。もちろん、インドにだって色々なルールや法律はありますが、日本みたいに厳しく適用されている様には見えません。インドパパが思うに、インドにも日本と同じような法律はあると思うんですよ。道路交通法とか、著作権法とか、屋台を取り締まる法律とか…でも、インドでは誰もが法律なんて気にしていない様に見えます。

飲酒運転を取り締まる法律もありますが、デリーの友人は平気で飲酒運転を繰り返しています。道路の逆走を禁止する法律もあると思いますが、その友人は自分がやりたいと思ったら、道路の逆走もお構いなしです。それが血気盛んな20代の行動だったらわかりますが、60歳にそろそろなろうかという落ち着いたジェントルマンの行動なのだから驚きます。

人命に関わる道路交通がそんな状況なのですから、他の人命にかかわらない法律は…まぁ、あまり守られていないように見えます。収めなきゃいけない税金も適当にごまかしている人が多いそうで、インドのブラックマネーは表に出ている金額と同じくらいだとか言われています。

つい先日、ムンバイのサリー屋さんに行った時のこと…

「今日は新しいデザインのサリーがあるんだけど見るか?」

「見る見る!! どんなの?」

「最近話題のFACEBOOKと、インドで人気のチャットアプリ、Whatsappのロゴのサリーなんだ」

「え? それは…著作権違反じゃないの?」

「ジャパニ…イン インディア エブリシング ポッシブル!!!


よくよく写真を見ると、FacebookやWhatsappのロゴだけでなく、YahooやGoogleのロゴまで印刷されています。このサリーはスクリーンプリントという手法で大量生産されている製品ですが…1000枚も2000枚も印刷して、販売しても大丈夫なのでしょうか?

そして、インド人女性はこのサリーを「きゃあお洒落! 最新のデザインよ!」みたいな感じで買うのでしょうか?

あまりにも自由なインド、その自由さに時々戸惑ってしまいます。
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