デリーのチベット人居住区マジュヌカティラに行く
国を追われた亡命チベット人達はネパールのカトマンズやインドのダラムサラに数多く住んでいますが、インドの首都デリーにも居住区があり、彼らならではの暮らしを営んでいます。
「チベット人たちは山の民だけど、都会のデリーで暮らせるのかなぁ…」
「デリーでもチベットらしさを保ちつつ暮らしているのかなぁ…」
と思い、実際に行ってみました!!
マジュヌカティラへの行き方はとっても簡単です。「これがインド?」って思う位に近代的なデリーのメトロに乗り、Vidhan sabha駅で下車。Vidhan sabha駅から地上に上がって、乗り合いのバッテリーAutoに乗ると連れて行ってくれます。乗り合いオートは10ルピーと格安です。Vidhan sabha駅では、すぐにチベット系の人を見かけますので、彼らの後を付いていけば着くでしょう。
乗り合いオートに乗って10分位でマジュヌカティラに到着! 周りはあまり他のインドの街と変わりませんが…陸橋や屋根の上ににチベットの5色旗タルチョーがはためいているので、チベット人達が住んでいるなぁとすぐに判ります。
陸橋の上に上がってみました。タルチョーが風にはためき、アジアン系の顔をした人たち…チベット人が写真を撮っていました。マサラ文化の中にも、アジアンがあると思うとちょっと嬉しくなります。
マジュヌカティラの中に入ってみると…とにかく道が細くて、どこに行ったらいいのかさっぱり分かりません。あっという間に迷子になってしまう感覚です。全てが裏道のようですが、大切な生活道路にもなっています。ウロウロしていると、男たちがサイコロ賭博をしている場所に出会ったり、小さなチベタンレストランがあったり、神出鬼没な感じの場所でした。
裏道好き、細くってクネクネした道路を当てもなく歩いて、探検している気分になれます。人がやっとこ一人通れる様な、どこに続いているのか分からない路地をそぞろ歩く魅力がこのコロニーにはあります。
外人はあまり見かけませんが、時々「いかにも東洋文化が好き!」という感じの人達に出会います。きっと、ヨーロッパから来て、チベット仏教を勉強している人なのでしょう。
コロニーの横にはガンジス川とアラーハバードで合流するヤムナー川が流れ、どことなくホッとした感じがします。川の向こうには緑が見え、ここがデリーである事をしばし忘れてしまう程です。デリーの埃っぽさと喧騒、マサラテイストから一時逃れる事が出来るサンクチュアリです。
うろうろと歩いていたら、チベット寺院がありました。宗教観が薄い私達日本人には想像しづらいことですが、チベット人にとってはチベット仏教は自分たちの生活よりも大切な様。彼らはどこに行っても念仏を唱えていますし、お寺への参拝やお参りが大好きです。ですので、チベット人の住む所には必ずこの様なチベット寺院があります。
チベット寺院の中はこんな感じです。金色の仏陀像がガラスの奥に鎮座しています。チベットでは掲げることが許されていないダライ・ラマの肖像が大きく掲げられていました。
お寺の周りは人々の憩いのスペースになっていて、チャイを飲んだり、フルーツを食べたり、お喋りをしたり。みんなゆったりとした思い思いの時間を過ごしています。みんな、アジア系の顔をしています。この居住区ではインドであるにもかかわらず、インド人を殆ど見かけません。
居住区の中でも一番大きそうなホテルにたどり着きました。ホテルのフロントの奥には大きなダライラマの肖像が掲げられています。こんなことを中国のチベット自治区でやったらあっという間に死刑でしょう。でも、ここはインドです。何を掲げようが、全く問題ありません。
このマジュヌカティラのホテルはいつも満室らしく、どのホテルにもNO ROOMの張り紙があります。この地域、大人気なのでしょうね。濃いインドから一時でも離れて過ごすことの出来る環境を考えれば至極当然のような気がします。
その中のレストランではチベット餃子のモモや、チベットラーメンのトゥクパを食べることができました。写真は、ベジトゥクパ。野菜に麺が入ったもので、味は薄めのチキンスープに胡椒が多少多めに入った感じです。油分は殆どなく、インド料理に疲れた胃に優しい。
油っこくってスパイスの効いたインド料理につかれた時に行ってみるのも良いものだと思います。
チベット人居住区マジュヌカティラ。インドの中にあるチベットを手軽に見れる場所として、すごく貴重な存在だと思います。デリーに行って、ちょっと違う文化も見たい…そんな時はぜひ足を運んでみてください。
「チベット人たちは山の民だけど、都会のデリーで暮らせるのかなぁ…」
「デリーでもチベットらしさを保ちつつ暮らしているのかなぁ…」
と思い、実際に行ってみました!!
マジュヌカティラへの行き方はとっても簡単です。「これがインド?」って思う位に近代的なデリーのメトロに乗り、Vidhan sabha駅で下車。Vidhan sabha駅から地上に上がって、乗り合いのバッテリーAutoに乗ると連れて行ってくれます。乗り合いオートは10ルピーと格安です。Vidhan sabha駅では、すぐにチベット系の人を見かけますので、彼らの後を付いていけば着くでしょう。
乗り合いオートに乗って10分位でマジュヌカティラに到着! 周りはあまり他のインドの街と変わりませんが…陸橋や屋根の上ににチベットの5色旗タルチョーがはためいているので、チベット人達が住んでいるなぁとすぐに判ります。
陸橋の上に上がってみました。タルチョーが風にはためき、アジアン系の顔をした人たち…チベット人が写真を撮っていました。マサラ文化の中にも、アジアンがあると思うとちょっと嬉しくなります。
マジュヌカティラの中に入ってみると…とにかく道が細くて、どこに行ったらいいのかさっぱり分かりません。あっという間に迷子になってしまう感覚です。全てが裏道のようですが、大切な生活道路にもなっています。ウロウロしていると、男たちがサイコロ賭博をしている場所に出会ったり、小さなチベタンレストランがあったり、神出鬼没な感じの場所でした。
裏道好き、細くってクネクネした道路を当てもなく歩いて、探検している気分になれます。人がやっとこ一人通れる様な、どこに続いているのか分からない路地をそぞろ歩く魅力がこのコロニーにはあります。
外人はあまり見かけませんが、時々「いかにも東洋文化が好き!」という感じの人達に出会います。きっと、ヨーロッパから来て、チベット仏教を勉強している人なのでしょう。
コロニーの横にはガンジス川とアラーハバードで合流するヤムナー川が流れ、どことなくホッとした感じがします。川の向こうには緑が見え、ここがデリーである事をしばし忘れてしまう程です。デリーの埃っぽさと喧騒、マサラテイストから一時逃れる事が出来るサンクチュアリです。
うろうろと歩いていたら、チベット寺院がありました。宗教観が薄い私達日本人には想像しづらいことですが、チベット人にとってはチベット仏教は自分たちの生活よりも大切な様。彼らはどこに行っても念仏を唱えていますし、お寺への参拝やお参りが大好きです。ですので、チベット人の住む所には必ずこの様なチベット寺院があります。
チベット寺院の中はこんな感じです。金色の仏陀像がガラスの奥に鎮座しています。チベットでは掲げることが許されていないダライ・ラマの肖像が大きく掲げられていました。
お寺の周りは人々の憩いのスペースになっていて、チャイを飲んだり、フルーツを食べたり、お喋りをしたり。みんなゆったりとした思い思いの時間を過ごしています。みんな、アジア系の顔をしています。この居住区ではインドであるにもかかわらず、インド人を殆ど見かけません。
居住区の中でも一番大きそうなホテルにたどり着きました。ホテルのフロントの奥には大きなダライラマの肖像が掲げられています。こんなことを中国のチベット自治区でやったらあっという間に死刑でしょう。でも、ここはインドです。何を掲げようが、全く問題ありません。
このマジュヌカティラのホテルはいつも満室らしく、どのホテルにもNO ROOMの張り紙があります。この地域、大人気なのでしょうね。濃いインドから一時でも離れて過ごすことの出来る環境を考えれば至極当然のような気がします。
その中のレストランではチベット餃子のモモや、チベットラーメンのトゥクパを食べることができました。写真は、ベジトゥクパ。野菜に麺が入ったもので、味は薄めのチキンスープに胡椒が多少多めに入った感じです。油分は殆どなく、インド料理に疲れた胃に優しい。
油っこくってスパイスの効いたインド料理につかれた時に行ってみるのも良いものだと思います。
チベット人居住区マジュヌカティラ。インドの中にあるチベットを手軽に見れる場所として、すごく貴重な存在だと思います。デリーに行って、ちょっと違う文化も見たい…そんな時はぜひ足を運んでみてください。