【体験談】身近にある合法ドラッグをやめてみた
いつもインドやネパールの話題を書いていますが、今日は話題を変えて、こころに影響を与える物質=向精神系ドラッグの体験談を書いてみようと思います。
ボク、最近、なんか体と心の調子が悪いなぁ…と思っていました。
人と会って話し始めると、とたんに頭が痛くなって動悸がするんです。
無駄に焦ったり、イライラしたりします。
手に汗まで滲んできてイヤな気持ちになります。
人と会うと必ず辛くなるので、プチ引きこもりみたいになっていました。
「俺、どうしたんだ?」
「精神科に行ったほうがいいんじゃないのか?」
「これは心の病かもしれない…」
そんな心配な日々がつづていたある日のこと。11時頃にティーブレイクをしたら、途端に頭がギューと押されるようなあの感じが蘇ってきました。心臓の鼓動も速くなり、動悸が止まりません。肩の筋肉もこわばって、肩こりみたいな感じになってきました。
「これはもしかすると!!」と思い、自分の行動を疑ってみると…
・人と会うときには必ず一番最初にコーヒーを飲んでいる
・朝オフィスに出ると必ずコーヒーを飲んでいる
・一日中、カフェインが入っているガムを食べている
と言う生活パターンでした。
特に、人と会っている時には、コーヒーを何杯も飲んでいました。
これは、もしかすると、カフェイン中毒??
と疑ってみると、思い当たる節がいっぱいあります。
カフェインって、コーヒーにもお茶にも含まれているのであまり意識しませんが、実は立派なドラッグです。
コーヒーを飲むと、ちょっと気分が良くなりますよね。
カフェインが入っている飲み物を飲むと、やる気が湧いてきますよね。
人の気分を変えるカフェインのこの作用が、ドラッグの証です。
![]() インドでもお店に行く度にチャイ=カフェインが出てきます。 |
カフェインを摂取する事により、短期的な精神の興奮を得て、その興奮が収まるとまた飲みたくなり…と言うループは、他のドラッグであるタバコやオピウム、覚せい剤などと何ら変わりはありません。
慢性的なカフェイン中毒に陥ると…
・無駄に焦りを感じる
・イライラする
・興奮する
・気分が悪くなる
・動悸が早くなる
などの症状が出るそうです。まさに、その通りでした。自分が感じている通りでした。
カフェインを一日中飲み続けていた僕は立派なドラッグ中毒者。カフェインジャンキーだったんです。
「人と会って20分位すると頭が締め付けられる気がして、ドキドキする」という困っていた症状も、コーヒーのせいだと考えれば、納得がいきます。人と会うときには必ずコーヒーを飲みます。話をしながらゆっくり飲んで…20分位してカフェインが効いてくる。ただ、それだけの話だったんです。
別にカフェイン中毒になったからといって、死ぬわけでもないし、普段の生活ができなくなるわけでもありません。でも、精神を興奮させる物質の影響下に置かれますので、普通のこころでなくなることは確かです。
街に出れば美味しいコーヒー屋さんがあるし、お茶を飲んでもカフェインが入っています。一粒のチョコレートの中にもカフェインは入っています。私達はカフェインの誘惑に囲まれていて、このドラッグから逃れることはほぼ不可能に思えます。カフェインは食品の中に巧妙に紛れ込んでいるこころを変えるドラッグです。
普通の生活では「カフェインというドラッグを摂取し続けている」と言う事にすら気が付きません。そして気がついたら立派なカフェイン中毒者になっているのです。
まるで空気のように摂取されるカフェインですので、多くの人は自分がカフェイン中毒者であることを認識していません。自分のこころ=判断や言動のすべてが「カフェインの効力の影響下で行われている」と言う事に気が付かないのです。
最近疲れやすいな…
最近、イライラするな…
怒りっぽいな…
と感じているかた、目の前の一杯のコーヒーを疑ってみると良いかもしれません。
あ、心配になった方ご安心を!
カフェイン中毒は一週間もすると治るそうですよ。
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合法ドラッグなるものに出会っているかもしれないという記事に。
合法ドラッグと身近なコーヒーに掛けた良い話題だと思いました。
日本の薬膳に似たお話。
国境を越えて環境も体質も異なれば、日本で犯罪とされる合法ドラッグも薬膳に値すると近頃ドラッグに関してこんな解釈を持つまでになりました。。
是非、美味しいコーヒーをお勧め戴きたいものです。