ニワトリは自転車で運ぶもの – お肉を通して見るインドと日本の違い
ニワトリは自転車で運ぶもの – お肉を通して見るインドと日本の違い
カゴに入れられたたくさんの鳥、とり、トリ…網の隙間からひょっこりと顔を出し、コケコケと鳴いたり、首を垂れて寝ていたり、数多くのニワトリさん達がかごの中に入れられています。ここはコルカタの街の一角にある卸売市場。一千万人のコルカタ市民に食料を供給するための大きな市場です。
日本ではトリや牛、豚達が運ばれていく風景や屠殺される風景は完全に隠されていて、毎日口にするお肉が元々、命あるものだったなんて想像もできませんが、ここインドでは全てがあからさま。
トリさんたちは街の一角でこんな風にカゴに入れて売られていて…
買い手がつくと、足を紐で縛って自転車のハンドルに引っ掛けて運ばれていきます。
1台の自転車で30羽位は運べるようです。何とも上手です
インドカレー屋さんに行っても、普通にお肉が入ったカレーが出てきますので「インド人も僕達と同じように普通に肉を食う」と思っている人が大半だと思いますが、実は、インド人、7割以上がベジタリアン。残りの3割も肉を食うには食いますが、そんなに毎日食べているわけではありません。
インドってば多宗教の国ですので、食事が結構面倒なのです。
ヒンドゥー教の人は牛を食べません。
イスラム教の人は豚を食いません。
ジャイナ教の人は肉と根菜を食べません。
ターバン姿のシーク教徒の人たちは結構なんでも食べられます。
という訳で、インドで肉を食うとなると…宗教上の問題にならないのでニワトリに落ち着くのです。
連れて行かれた後はどうなるかというと…
首に刃物を入れられて、奥の穴が開いた入れ物にポイ! トリが失血死するまでそのまま待ちます。
そして、羽を抜いたり、切ったり、煮たりして、最後には僕達がいただくインドカレーになります。
トリさん、ありがとうございます。そしていただきま??す!!!
トリを食べるって一言で言っても国によって、随分違うものです。「日本は命あるものをいただく」と言う姿を隠し過ぎなんではないかなぁと思いますが、実際に屠殺する風景がそのへんで見られるというのもどうかと思いますし…その辺のバランスは難しいですね。
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