タイでアラブを感じる – ナナ駅近くのアラブ人街を歩く
国際都市バンコクには日本人だけでなく、いろいろな国籍の人々が集まっています。ファランと呼ばれるヨーロッパからの人々、物を仕入れに来るアフリカ人たち、政情が不安定なアフガニスタンから商機を求めてお店を出しに来たハザラ人、韓国人に中国人、レストランを出しているインド人にアラブ人もいます。
「異文化のタイでもっと異文化を感じたい!」思ったインドパパ、バンコクのアラブ人街に潜入してきました!!
スカイトレイン、BTSのナナ駅を出ると、目的のアラブ人街はすぐ近くにあります。駅を下りる階段から「この駅は何か違う感じがする」と感じるくらい。
アラブ人街に入ってみると、看板にはアルファベットと同時に見慣れないアラブ文字が描かれています。アラブ人が好きそうな香水やお香の絵も描かれています。
道端では香木と、香水が売られていました。この香水は体臭のきついアラブ圏の人たちが好む、ねっとりとした甘みのあるエロティックな雰囲気の香りのもの。日本では嗅いだ事のない独特なものです。
香木の値段はとても高く、1パックで5万バーツ(15万円)なのだとか。露店ですし、最高にぼられている値段なのでしょうが…それでも驚きの価格です。
アラブ人街の真ん中に差しかかると、南アジアだった先ほどまでの雰囲気はまったくなくなり、完全にアラブ世界に突入します。看板はすべてアラビア語。HARALという「イスラム教の信者が食べられるよ」という表記が出ていたりと、「ここはどこ?」という雰囲気満載です。
街中にはシーシャをくゆらす人たちも。この写真だけ見て「ここはエジプトだよ」って言われたら絶対に騙されてしまいます。シーシャバーはちょっと見ただけで5、6軒ありました。もっとよく探せばきっともっとあるのでしょう。
アラブ人たちは宗教的な理由から豚が食べられません。その代わりなのか、シーフードの店が大人気。この写真はイエメンレストランですが、イエメン料理にシーフードをミックスさせたものを出していました。
イエメン料理のほかにも、ヨルダン料理屋さんや、サウジアラビア料理屋さん、エジプト料理屋さん、トルコ料理屋さんなど、ありとあらゆる中東圏のレストランが集まっています。その中の一軒に入ってみると、ここは自由の国タイランドなのにも関わらず、女性は全員、頭を隠した完全なイスラムスタイルです。
タイに行き慣れてちょっと飽きちゃった人、異文化を感じるディープな経験をしたい人にお勧めのスポット。行くならアラブ人たちが行動し始める夜がお勧めですよ。
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この界隈の1軒、エジプト料理の店で食べたラムチョップが忘れられません。
ホテルも他のエリアに較べれば安めですし、アラブ世界特有のどんより感が気にならないなら、バンコクの滞在にお勧めですね。