インドのオモシロ! 不思議! 街で見つけたストリートフード!
これ、いったいなんだと思いますか?
形は白くて潰れた卵型。ちょっと割れた部分からは半透明のゼリーみたいなものが見えます。
大きさは5cmくらいで特別大きいわけではありません。薄い味はありますが、特段、特徴のある味がするわけではありません。
バナナの葉っぱを敷いた台の上に綺麗に並べて乗せて売られていました。
実は、インドパパも最初わからなかったのです。
売っている男性に話を聞いてみると…「これはヤングココナッツだよ!」との答え。
早速購入して食べてみると、中の果肉がぷにゅぷにゅしてジューシーな感じです。外側の白い部分はちょっと渋があるっぽく、あまり美味しくないので、きっと、みかんみたいに向いて食べるのでしょう。
このヤングココナッツ、インドだけでしか食べてられていないと思っていたのですが、こないだタイでも売っているのを発見しました。もしかしたら、ココナッツが取れるところでは結構ポピュラーな食べ物なのかもしれません。
これはインドの東の玄関口コルカタでよく見かけるココナッツ売り。青いココナッツを無造作に並べて売っています。ビルの正面や、地下鉄の出口などでしばしば見かけます。お値段の数ルピーを渡すと、やおら売り子が立ち上がり、大きなナタをもち、エイヤ!とココナッツの頭を切り落とし、中を開けて、ストローを差して渡してくれます。
味はちょっと青臭く、ほのかにココナッツの香りがします。中のジュースは結構たっぷりと入っていて、全部飲むとお腹がいっぱいになってしまうほど。飲み終わったら、もう一回割ってもらって、中の果肉を食べることができます。
日本ではあまり使われないココナッツですが、暑いインドではとてもポピュラーな果物です。実際、ココナッツほど使い勝手のいい農産物はそうあるものではありません。ココナッツは熟れ加減によって色々な食べ方が可能です。
チョラ・バトゥラ |
デリーに行くと必ず食べたくなっちゃうものと言ったら、このチョラ・バトゥラ。北インドの主食チャパティを油で揚げたプリーと、グレービーソースが絡められたひよこ豆のカレーと一緒に食べるローカルフードです。付け合せに、アチャールと呼ばれるにんじんの漬物が付いてきます。
この写真はデリーの市場の中のチョラバトゥラのお店ですが、ニューデリーの駅前にも有名なチョラ・バトゥラのお店があり、そこはいつもインド人で大賑わい。次から次へとお客さんが来て、店の中はチョラ・バトゥラを立ちながら食べるインド人でいつも大混雑しています。詳しい場所の説明は難しいのですが…ニューデリーの駅前にインチキ旅行会社が集まる一角があり、その中のレストランの一つです。チョラバトゥラしか売っていませんし、賑わっているのですぐに分かります。
このチョラ・バトゥラ、あっつあっつの揚げたての所を食べるのが一番。湯気を上げるホクホクのプリーに絡まるひよこ豆のカレーの美味しいこと!! デリーに行ったらぜひ!一度は訪ねてみてください。
インドのアイスクリーム-クルフィ |
インドのアイスクリームってば、これもまた、インドテイストが存分にあふれる感じです。暑いこの季節、日本ではガリガリ君みたいな氷菓子が大人気ですが、もっと暑いインドにはなぜかそういう感じのアイスはありません。ショリショリしたアイス食べたいよなぁ…と思ってもインドでは手に入りません。
インドのアイスはクルフィと言って、ミルクやクリームにカルダモン味をつけたものが主流。このカルダモン味が実はとってもクセモノで、スパイスに慣れたインド人はとっても美味しいと感じるようですが、私達日本人にとっては「青臭いアイスクリーム」と感じてしまうのです。カルダモンって慣れるといい香りなんですけれども、慣れないと、カメムシを食べているみたいな感じで、苦手な人も多いのですね。
インドのアイスはその味だけでなく、作り方も特別な時があります。この写真のドラム式アイス製造機を見てください! こんなのきっと、インドにしかありません!! 氷と塩を混ぜたものをドラムの中に入れると、キンキンに冷えた金属のドラムが出来上がります。そこに外側からミルクをかけたり、色のついたシロップをかけたりすると、あっという間にアイスの出来上がり!! 見た目はカラフルでかき氷みたいでしたが、味の方は…やっぱりカルダモン味でした!