【ティラキタ駱駝通信11月2日号】アタ籠の製作工程を見てきました!

ティラキタ駱駝通信 2011年11月2日号

こんにちは!
インドパパこと、ティラキタの梅原です
お元気ですか?


インドの宝くじ売り場はこんな感じ

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さて今週のメルマガは
 ・アタ籠の製作工程を見てきました!です
もちろん、新入荷も続々入荷しています。

今週も駱駝通信の始まり始まり!! ごゆっくりお楽しみください



アタ籠の製作工程を見てきました!

つい先日、素敵なハンディクラフトを求めてバリ島に行ってきました。バリ島と言ったら、サーフィンや音楽、観光で有名ですが、ハンディクラフトにも素晴らしい物が多いのです。

その中の一つにアタと言うつる草を使ったハンドメイドの籠があります。この籠、おみやげ品としてもよく見かけますし、日本にも古くから輸入されてきていますので、知っている人も多いのではないかと思います。でも、おみやげ品として売られているものを購入したからといって、お値段的にも品質的にもお客様に喜んでもらえるわけがありません。何でも源流まで確認してみたいティラキタ買い付け班、なんと、アタ籠の村まで足を運んでしまいました!

このアタの籠、クオリティの高い良い物が簡単に手に入る訳でありません。バリ島東部の端っこにバリ・アガと呼ばれるバリ原住民の人たちの村があり、良い物はそこでしか作っていないのです。クオリティの低い「おみやげ品」は他の村でも作っているそうですが、クオリティの高い、日本人の評価に耐えるアタの籠はその村だけ。

アタ籠の村は遠いので、前の日は早く休み、朝早く出発です!! 地図上では67Kmしかない所ですが、ホテルがあるクタから4時間位の道のりでした。バリは小さな島で、道路もあまりきちんとしていません。一応、ハイウェイと呼ばれる道はあるのですが、どう見ても日本の国道レベルで、ハイウェイと言う感じではありません。特に大きな街中は道が狭く、いつも渋滞ばかりしています。

「なんで道を広げないの?」と聞くと、「バリには色々な所にお寺があるでしょ? そのお寺を動かすのが大変なのよ」との答え。「別の所の土地を買って、そこに作るわけにはいかないの?」と聞いたら「お寺を動かすには、動かす前に何回もお祭りをして、動いた後もまたお祭りをして。お寺を動かすくらいだから盛大にお祭りをやるでしょ? みんな、そのためのお金がないのよ」といかにもバリらしい答えが帰ってきました。

経済効率を考えて、すぐに大きな道路を作ってしまう私達と、神様のことを考えてなかなかお寺を動かさず、いつも渋滞ばかりしているバリ。一見、私達のほうが豊かな感じがしますが、でも、本当は昔の街並みがいつまでも変わらないバリのほうが豊かなのかもしれません。

街中を走り、途中でライステラスに出ました。バリらしい、美しいライステラスです。バリでは年に4回もお米が取れるのだそう。ライステラスを抜けて海沿いの田舎道をどんどん走り、だいぶ疲れた頃、アタ籠の村に到着です!!



アタの村は海岸から車で10分位入った山あいにありました。村は山の一番下にあり、周辺が山に囲まれています。村全体が石造りの壁で覆われていました。広い村を外敵から守るかのように高さ2m位の石壁が続いています。草木で葺かれた建物が並び、昔にトリップしたかのような懐かしい雰囲気です。カゴの中に鶏が飼われているのがまた懐かしい感じを増幅しています。車がない時代に村の基本設計がされたらしく、歩く方が便利です。大変田舎で、とても懐かしく、とても不思議な雰囲気の村でした。こんな所で世界的に有名なアタ籠が作られているなんて想像もできません。



車を降りてみると、村の色々な所にアタ籠の半完成品が干されていました。でも、私達が見たことのある飴色のアタ籠ではなく、まだ緑色のフレッシュなアタ籠です。



村の中に入って、アタ籠を燻す工程を見せてもらいました。村人に案内されて村の外れに行き、一軒の家の門をくぐります。外側はブロックで作られ、全面に金属の黒い蓋が付いている大きな釜がありました。黒い金属の蓋は長く使われているらしく、テカテカと油で光っています。言うまでもなく、それが燻製器でした。日本でキャンプ用に売っている燻製器の100倍くらいの大きさです。

おばさんが中を開けてくれました。もうもうと立ち上がる煙がおさまると、ちょっと茶色くなったアタ籠が顔を見せました。さっき見た緑色のアタ籠をこの釜の中に入れ、3日間程燻すと、アタ独特の飴色になるのだそうです。綺麗な色になるだけでなく、虫よけにもなるのだとか。3日間の間、ずっと燻製釜の中に入れっぱなしではありません。たまに開けて、色の付き具合をみたり、ムラができないようにひっくり返したりします。燻すにもきっとテクニックがあり、難しい工程なのでしょう。



燃料として使われているのはココナッツの外側です。ただの木のかけらに見えますが、一旦火が付いて燻されると良い香りが出ます。実際、フレッシュな作りたてのアタ籠は燻製のやさしい香りがします。

燻し終わったら最終的な検品です。ちょっと出ちゃっている所などを爪切りでプチプチと切ります。まだ小学生くらいの若い子から、60歳以上のお婆ちゃんまで10人ぐらいが一箇所に集まって仲良く検品作業をしていました。

「そういえば、ここで編んでいる人はいないの?」と聞くと、「この村では燻して、最終加工をするだけなんだよ。編むのは長い時間がかかるから、山の中の自宅でやっているんだ」とのこと。山の中には1000人以上の人たちがアタを編んで暮らしているそうです。そして、出来上がり次第、このアタの村にやってきて、お金をもらって帰るのだとか。

「普通の大きさのバッグだと、編むのにどれ位かかるの?」と聞くと「ハンドバッグだったら一ヶ月から一ヶ月半くらいだね」と、平然と言います。「え、僕達が1万円位で買うこのバッグが一ヶ月半!」

「それだけじゃないよ。編んで一ヶ月半、乾燥させて燻して最終チェックして、ニヶ月はかかるんだよ」と重ねて言いました。一個のバッグに一ヶ月半もニヶ月もかかるなんて…さながら宝物の様なハンドメイド製品です。

僕達が9月の頭に注文したアタ籠は12月に完成するそうです。バリ島からコンテナに乗ってやって来ますので、ティラキタに到着し、お客様にお送りできるのは1月か2月ごろです。原産地の村から、直接やって来るアタの籠。くんくん嗅ぐと、もしかしたらココナッツの燻製の香りがするかもしれませんね。

ぜひ、お楽しみに!

 

1.ヤントラプレート-大が入荷しました!


インドでは同じヒンドゥー教と言っても、実は人によって信じている神様が違います。
インド人の友達に聞くと、
「僕はシヴァに帰依しているんだ」
「僕はガネーシャ大好き」
なんて、信じている神様が人によってまちまち。どの神様を信じるかはどうやら自分次第らしいのですが、自分が信じる神様を選んだらその関連グッズを購入するのは当然の流れ。関連グッズには色々ありますが、ここで紹介しているヤントラプレートもその一つです。

2.モン族のカフェエプロンが入荷しました!


モン族の伝統的模様の刺繍が素敵なカフェエプロン。モン族の方々が刺した民族衣装などを切り縫いて使用してる、世界で一枚だけのカフェエプロンです

大1つ、小2つ、計3つのポケットが付いていて機能的かつオシャレ。大きなポケットは、ジッパー付きですので大事なものをしっかり守ります。

3.オールドシルクサリーの肩掛けバッグが入荷しました!


インド人の達が着るサリー。サリーは5mの大ぶりの布を体に巻きつけて着る民族衣装ですが、そのサリーのお古を使ったリサイクルバッグです。使われている素材はシルクと化繊の混紡で、光沢があり、手触りも良い、大変美しい布地です。サリー生地だけでは強度的にちょっと弱いので、コットンの黒い布を裏地に使って補強しています。

モデルさんが持っている写真を見ていただくとお判りかと思うのですが、大きさも必要にして十分な手頃サイズ。サリー生地は大変美しいので、お手元に届いた際にはきっと満足して頂けると思います。

4.モン族の肩掛けきんちゃくが入荷しました!

モン族の衣装の古布を使った大き目のきんちゃくです。柔らかい布製で大きなバッグの中に入れてしまうこともできるので、サブバッグとしても重宝します。とっても可愛く、丁寧に作られています。ずっと使っていける素敵な一品です

5.ヒマラヤの岩塩ランプが入荷しました!

岩塩ランプとは、ヒマラヤの奥地の塩鉱山より採掘された岩塩の塊を活用して作られたランプです。天然岩塩を使用しておりますので、その形やサイズ、クラックの入り方など、世界に1つだけしかない特別な一品です。岩塩を通した電球の光はほのかに赤く、ムードたっぷりに光り、なんだか心がほっとしますね



■インド旅行プレゼントの抽選結果■

2位のタイ旅行当選者は…15682番さんです。

1位のインド旅行当選者は…16875番さんです!!

当たった方、おめでとうございます!!!
当選された方、当店までメールかお電話でご連絡ください。


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