【ティラキタ駱駝通信10月20日号】なんでインドにはステンレスの食器しかないの?
こんにちは! 日本や米国などの先進国では男女同権が普通ですが、インドはそうではありません。社会的だけでなく家庭内においても、旦那の力のほうが妻よりも強いのが普通です。 そしてまたインドは一度結婚してしまうと、なかなか離婚できないお国柄です。日本の離婚率は38%位ですが、インドではなんと3%位だとか。日本では性格の不一致や浮気などで離婚してしまいますが、インドではそんな理由での離婚は絶対に許されません。 インドにサルマン・カーンと言うボリウッドのスターが居ます。その彼が最新作ボディガードを公開し、一週目で興行収入1000万ルピーを稼ぎ出した大ヒット作となりました。今回の事件はその映画が理由でおこりました。 アーメダバード近郊に住むアミットとアンジュナ夫妻は数年前に結婚した後、一児を出産、旦那であるアミットの実家に住んでいました。アミットとアンジュナ夫妻はあまり相性が良くなく、毎日のように喧嘩が絶えない2人だったそうです。 数週間前からサルマンのボディーガードを見に行きたがっていたアンジュナ。アミットに「ねえ、映画に連れていってよ」と頼みました。でも「もうちょっとしてから」と何回もはぐらかされ…最後には殺虫剤を飲み自殺を計ったのだとか。 私達の感覚からすると「映画ぐらい、自分一人で勝手に見に行けばいいよね!」と思うのですが、男性優位社会のインドのこと、きっとそれはあまり許されないのでしょう。 所変われば、行動も、感覚も何でも変わってしまいます。 もちろん、今回も再入荷、新入荷商品が盛り沢山! ぜひごゆっくりお楽しみください。 ■なんでインドにはステンレスの食器しかないの? ティラキタに新人さんがやって来ました。わざわざティラキタを選んで来るような人なので、もちろん海外旅行や野外フェスが大好きです。でも特別インドのことに詳しいという訳ではありません。 「うちのお店、知らないことばかりでしょ? 何でも聞いてね!」と 、僕は毎日言っているのですが、やってくる質問は「どうやって発送すればいいですか?」とか実務的なことが多く、なかなかインドの本質的な質問がやって来ません。 インドが大好きなボク。せっかくこんな会社にやってきたのだから、もっとインドに興味を持って欲しいなぁ…なんて思うのですが、まずは毎日の仕事を覚えるのが精一杯で、きっとインドの不思議にまで頭が回らないのでしょう。 インドって色々不思議があるんだけどなぁ…と思っていた先日のこと。 「なんでティラキタにはステンレスの食器しかないのですか?」と言う質問がやってきました。 「いや、うちのお店だけでなくって、インドでもステンレス製品が多いんだよ」 インドでは生活の中の多くの行動が宗教的観念によって決められています。インド人の行動を決定する大きな要因の一つに「浄と不浄」と言う概念があります。この「浄と不浄」は実際に汚いかきれいかではなく、宗教的に「浄か不浄」かを意味します。 人との使ったものや汚くなった衣類、汚れた食器などが宗教的に不浄とみなされています。 陶器の食器は食べた後、完全に清潔にできないから不浄です。土から作られているので金属よりも不浄だという見方もされています。インド西部のコルカタやバラナシ付近ではチャイを飲む時に素焼きのコップを使いますが、一回チャイを飲んだら投げて捨ててしまいます。 初めてそれを見た時「なんてもったいない! 何回も使えるのに!」と思ったのですが、インド人にしてみたら「人の使ったものは不浄」だから投げて捨てるのが正解です。そんな習慣を持つ人達なので、インドでは使い捨てのプラコップなどが大変好まれています。そして、みんな使った後に投げて捨ててしまうので…なんだか街は大変汚くなってしまっています。
ある日、バラナシのガンジス河沿いにチャイ屋さんが出ていました。ガンジス河の水を沸かして作る、あまり衛生的でない下痢するチャイです。チャイ屋さんの胸にはオレンジの細い紐が巻かれていてその人のカーストがバラモンであることを示していました。 チャイを頼んで飲み終わって、コップを返しに行くと…なんとそのチャイ屋、自分でコップを洗おうとせず、客に洗わせようとします。 「お前は自分でコップを洗わないのか?」と聞くと、 「ハイカーストの俺様が、人の使った食器なんて洗えない」とさも当たり前のように言うのです。 インドでは食事を右手だけで食べますが、これも「浄と不浄」が理由です。調理された食材の触感を楽しむと言う理由もありますが、本当に清潔か、宗教的に「浄」であるかどうかが不明であるため、スプーン・フォーク・ナイフなどの使用を基本的に嫌うのです。 それだけ人々の心の中に普通の事として染み込んでいる「浄と不浄」の観念。だからインドの人々はきれいに洗え、宗教的に汚れないとされているステンレスの食器を好みます。 食器一個とってもこれだけの理由があるインド。インドパパもずっとインドに通い続けていますが、まだまだ判らないことばかりです。一生通い続けてもこの国はわからないんだろうな…と思う奥深い国。インドはだから魅力たっぷりなのでしょうね。 ■ティラキタで買ってインドへ行こう 8月15日から10月31日までの間のお買い物3000円毎に抽選券が1枚ついてきます! なので、もし3万円分のお買い物をしていただいた場合、抽選券は10枚となり、当選の確率が大幅アップ! 1等、2等に当選した方は当店のメルマガでお知らせいたします。3等に当選された方は当店からメールにてお知らせさせて頂きますね。 1等:インド行き航空券に相当する額の旅行券 1名様 | ||
![]() インドでは結婚式の時やちょっと特別な時に手にヘナと呼ばれる植物で模様を描くメヘンディと言う習慣があります。メヘンディは一週間位で消えてしまうものですが、ピーコックや蔓草、インド柄などを盛り込んだ、大変美しいデザインが特徴です。 このT-シャツはそのメヘンディをデザインとしてあしらった一枚。ヒンドゥー語も入っているロングスリーブTシャツパーカーです。サイドに紐があり、サイドで絞ってきていただいても可愛いですね。コットンのTシャツ地なので、着心地もよくお手入れも簡単
![]() 花柄のプリントと刺繍が目を引くのカシュクール風のロングスリーブTシャツです。サイドに紐がありますが、内側は縫われているので、ずれてくることがなく着やすいです。コットンのTシャツ地なので、着心地もよくお手入れも簡単でよいですね。
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