【ティラキタ駱駝通信 12月10日号】インドではビルが夜に倒れる!?
こんにちは! お元気ですか? 半月にわたるインド買い付けも終盤に入ってきました。今回は北インドを主に廻り、結構色々なものを仕入れることが出来ました。今回買い付けしたものは数カ月から半年後にティラキタの店頭に並び始めます。日本は冬ですが、インドパパは来年の夏の仕入れをしていたりします。
パパ 「じゃあ、これを5枚ください」 いつも強気なインド人、大量に売りたいのでいつも多く注文しろって言って来ます。 パパ 「え! そんなに売れないよ!」 やっぱりまだ強気なインド人。 パパ 「無理だよ! 10枚だったらなんとか頼める」 そんな訳で、頼んだものが全部揃うと言う約束は1ヵ月後なのですが、2ヶ月目になって「そろそろどう?」って聞くと、 「親戚の結婚式に行っていた」 とか、色々な言い訳がされ、実際は3ヶ月後だったりします。 正直、そのときはもう来ないかと思いました。 さて今週のメルマガの特集はインドのビル事情の話です。 ・インドではビルが倒れる! です。 もちろん、新入荷も続々入荷しています。 ■インドではビルが倒れる!? バラナシでシタールを勉強していた頃の話です。シタールを勉強しつつ、暇も持て余していた僕は久美子ハウスの1Fのロビーでオーナーの久美子さんと一緒にやってくる旅行者を眺めていました。 バラナシの久美子ハウスといえば、1970年代から多くの日本人旅行者が泊まり、みんながお世話になった日本人宿の発祥地のような特別な宿です。1Fは久美子さんち家族が住み、2Fは個室が5部屋、3Fは旅行者詰め放題の相部屋(ドミトリー)、そして屋上からはガンガーがよく見えました。 2Fは普通の宿なのですが、3Fのドミトリーにはいつも色々な旅行者が沈没していました。朝から晩までぼーっとしていたり、次の移動の相棒を探したり、日がな一日中本を読んだりと各自思い思いのインドでの一日を過ごしていたわけです。
「下痢が何週間も治らないんです」 とにかく、ありとあらゆる質問が久美子さんに投げかけられ、久美子さんはいつも笑顔で「インドではねぇ」と、応対していたものでした。 そんなある夜のことです。屋上でみんなと一緒に談笑していると遠くから「ドドドドドォォォ」と言う重低音が聞こえてきました。「何、この音?」「地震が来る?」と、みんな不安そうです。 音は10秒くらいして止み、それっきり聞こえなくなりました。遠くの方からは祈りの鐘の音が響いてくるだけで、特に変な音はしません。耳を澄ますと、野犬がガンガーの脇で吠えているのも聞こえてきます。 「なんだったんだろう? あの音。」と言いながらも、話は別の話題に移り、その夜、そんなことがあったのもすっかり忘れてしまいました。 そして、次の日。1Fでいつもの様に久美子さんと談笑していたら、一人の旅行者が帰って来ました。
とみんなが驚いていたら、久美子さんが 「そんなのは結構しばしばあるのよ。雨季明けとかに壊れるの。倒れる前に危なそうな感じになるから、そう言う家からは逃げ出しているのよ」 と、あたかも何事もなかったのように説明してくれたのです。 それから10数年もたち、経済成長もしたし、流石にインドでもそんな事はなくなっただろう…と思ったら、つい先日デリーでビルが崩壊し、66人が生き埋めになったって言うニュースがやってきました。 倒壊したビルは今年のモンスーンの大雨で基礎がゆるみ、倒壊してしまったと言われていますが、オーナーが勝手に建て増ししたのが結果として倒壊につながったとの見方もあるそうです。 インドに旅行にいくと結構古いビルが建っていますが、あまりにも古いビルには極力近づかないほうがいいかもしれませんね。 え?そんなこと出来ないって? 古いビルだらけだって? ■Makyo – Live at Roma Rakuda
|
ゆったりとした着心地がうれしいフリースポンチョ。ワンピースなどと組み合わせて着れば、よりいっそうエスニックなスタイルを演出してくれる一品ですね
ドゥパッタは、薄くすける綺麗なインド製のストールです。パンジャビドレスや上品なエスニックスタイルにとてもよく似合い、ファッションにあわせて、いろいろなコーディネートをお楽しみいただけます。 このドゥパッタはコットンで有名なグジャラート製。熱い砂漠の地方ならではのビビッドな色彩、布の端の装飾、金のデコレーションがパーフェクトな一枚です。ティラキタ店長がグジャラートに商品を探しに行ったはいいものの、2日間歩き回っても全然商品が見つからなくって「もう帰ろうかな…」と思ってきた時に出てきた素敵な布。「キミに会うためにグジャラートにやってきたんだね」と心から思ったものです。 いろいろな布を見てきたティラキタ店長の目から見ても、インドの布製品で一番美しい一枚と言っても過言ではありません。再入荷できない商品ですので、ぜひお早めにどうぞ
シンプルな布地で、一見、ナチュラルな感じを受けますが、魔女みたいな袖の広がり、胸元の丸いカット、別色の切り替えが、子悪魔的印象の大胆なデザインシャツです。シンプルな色合いですので、ナチュラルなコーディネートにもあわせやすく、デザイン重視でアクティブなコーディネートにもTPOを選ばずどんなシチュエーションでも着ていただける一枚です。
インドで聖なる動物とされている牛をモチーフにした聖水入れです。インド人は聖地バラナシ巡礼の際にこの水差しを買い求め、中にガンジス川の水を入れ、家や寺院のシヴァリンガの上に聖水をかけます。 私たち日本人の視点からみると、まず牛の水差しと言うシェイプが大変面白く、牛の顔、体の造形などどこをとってもインドテイストに溢れています。この水差しはインド人が一個一個手で作っているもので、一個の水差しを作り上げるのに3日間くらいかかるのだそうですよ
|
-------------------------------------------------------------- 有限会社 ティラキタ mailto:nandemo_okotae@tirakita.com ティラキタ-アジア雑貨、インド映画DVD- http://www.tirakita.com/ (PC) http://www.tirakita.com/i (携帯) メルマガのあて先変更、解除はこちらからできます。 http://www.tirakita.com/melmaga.shtml --------------------------------------------------------------- |
■気に入ったらシェアしよう!
もし宜しければコメントをどうぞ
TIRAKITA LINE@
今日のセールをピックアップ
今、人気の記事
全期間で人気の記事
今日の新入荷商品
■いろいろな記事
- ありがとう15周年!! 年に一度の決算大サマーセール【ティラキタ駱駝通信7月27日号】
- 【体験談】身近にある合法ドラッグをやめてみた
- アジアの各地で見かけるマッサージ器は誰が作っているのか?
- カラフルキレイ! インドのトラックコレクションが出来ました!
- ごま油でカンタンアーユルヴェーダ
- 【ティラキタ駱駝通信 6月17日号】仕事人たちのグッジョブ
- 20年前と比較するインド。インドのここが変わった!【ティラキタ駱駝通信 5月9日号】
- 車を買うともれなく鶏が生け贄に-インドヒマラヤ地方の伝統
- 男性の多くがボディーガード – インドの不思議なマッチョ村
- スクリーンプリント布の工房を訪問してきました – インド ジャイプール編