【ティラキタ駱駝通信 11月5日号】インドの物乞いのびっくり事情

ティラキタ駱駝通信 2010年11月5日号

Happy Diwali!

こんにちは! お元気ですか?
インドパパこと、ティラキタの梅原です。

11月3日は、ヒンドゥー教の新年のお祝いのディワリで、インドの全国各地がお祭りムードになりました。ディワリは別名「光のお祭り」とも言われ、月明かりのない新月の夜に、家々を飾ったランプの明かりが夜空を照らし、幻想的な風景を作り出すヒンドゥー教の新年とも言われるお祭りです

この時期に旅行に行くと、街がきれいに電飾され、いつものインドがよりきらびやかに、美しくなっているのに驚きます。人々は新しい服を着て寺院に集い、友人や家族にお菓子をふるまいます。日本で花火を楽しむのは夏ですが、インドではディワリの日。子供たちは一年のうちで一番この日を楽しみにしていると言われています

当店にもディワリのメッセージが何通もやってきました。ディワリのメッセージといえば昔はクリスマスカードみたいな綺麗なメッセージカードが主流でしたが、今はメールや携帯のショートメッセージが主流に変わりました。

さて今週のメルマガは

 ・インドの物乞いのびっくり事情

もちろん、新入荷も続々入荷しています。
今週も駱駝通信の始まり始まり!! ごゆっくりお楽しみください



インドの物乞いのびっくり事情

先最近でこそだいぶ少なくなってきましたが、インドパパが海外に出始めた15年くらい前にはまだ街のいろいろな所に物乞いがいました。バンコクに行っても居ましたし、デリーにもいっぱい。そして、物乞いにまつわるほんとか嘘か判らない話も色々ありました。

カルカッタに初めて行ったときの話。1990年代のカルカッタにはすごい数の物乞いがいました。大通りであるチョーロンギー通りにずらっと並ぶ物乞い、物乞い、物乞い…もう、15年も前のことですから記憶が定かではありませんが、すごい数の物乞いがいたことを覚えています。

でも数年後、次にカルカッタを再訪してみると物乞いはぐっと少なくなって、あっちにポツリ、こっちにポツリと言った具合でほとんど居なくなっていました。そんなある日、バックパッカー宿で出会った人が…


「カルカッタの物乞いたち、どこに行ったか知ってる?」
「いや、ぜんぜん?」
「1年前にカルカッタで国際会議があったんよ。その時に、物乞い全員をトラックに乗せてデカン高原に捨ててきたんだって」
「えええーーーーー全員を!?」
「そうなんや。だから、今いる奴らはデカン高原から歩いて帰って聞いた奴らなんや」

よく考えると、いくらインドとはいえ、そんな非人道的なことが出来るとは思えません。国際会議の前に人を捨てに行ったら大騒ぎになるはずです。でも、そんなほんとか嘘か判らない話もインドに行って、実情を見て、聞いてみるとあたかも本当に聞こえるから摩訶不思議です。

また、タイに行った時のこと。バンコクの街を歩いていると、しばしば歩道橋の上にお婆ちゃんと子供とか、母親と赤ちゃんとか、そういったいかにも同情をひきそうな組み合わせの物乞いがいることに気が付きました。

「おかしいなぁ…」と思って人に聞いた所…
「ああ、それはね。物乞いコーディネーターがいるのよ」との答え。
「物乞いコーディネータ!? なんですか、それは?」
「赤ちゃんとお父さんよりも、赤ちゃんとお母さんのほうがいい稼ぎになるわね? お婆さんと小さな子どもって言う組み合わせもいいのよ。お母さんに一日幾らかで赤ちゃんを貸し出すって言う組織もあるらしいのよ」
「じゃあ、最初っから僕たちは騙されているって言うこと?」
「ちゃんとした職があったら物乞いなんかやらないと思うから、騙されているわけではないと思うけど。お金を貰いやすいように、みんな考えているってことなのよ」

そんな、いろいろな話があった物乞い。今までは「半分つくり話かもな」なんて思っていたのですが…なんと、インドでは物乞いが1日500ルピー(約900円)を稼ぎ、月収にして約2万7000円を得ていると言うニュースがやってきました!

■驚くべき「インドの物乞い組織」の教育内容、稼ぎはインドの平均月収を上回る

急激に経済成長をするインド。世界が不況にあえぐなか、インドは中国についで高い成長率を維持している。だがすべての国民が豊かになっているわけではなく、古くからある身分制度によっていまだに虐げられている人も数多くいる。国が豊かになっても、物乞いで生計を立てる人が減ることはない。

しかしその物乞いが、実は組織化されているのをご存知だろうか? 組織化された物乞いたちは、1日500ルピー(約900円)を稼ぎ、月収にして約2万7000円を得ている。インドの平均月収(約2万5000円)を上回るお金を手にしているのだ。

たとえばインドを舞台にした映画で、主人公が物乞いに遭遇するシーンが描かれることがある。小さな子どもを持つ母親が、通行人に恵みを乞う場面を容易に想像できるだろう。同情心に駆られた主人公は、思わず手持ちの小銭を渡し、子どもの健やかな成長を願う。ありきたりな場面ではあるが、これは映画だけの話ではないのだ。同情心に訴えかけるというのは、物乞いの間ではお決まりの手段なのだ。

近年、組織化が進む物乞いについて、ムンバイの警察は潜入捜査を行った。そうしたところ、知られざる組織の実態が明らかになったのだ。それによると物乞いは通常、地域ごとにボスがいて、ボスの指示に従って活動している。得たお金はすべてボスが管理しており、集めた金額に応じて取り分が分配されているのだ。

警察の調べでは、誰でもすぐ物乞いになれるわけではなく、組織によって教育されているという。驚きの教育内容は次のようなものだ。

【インドの物乞い組織の教育内容】

・ 見習い
組織に加わるとまず見習いとして、先輩たちの食料や水の世話を命じられる。

・ 風雨に耐える
通りで長時間活動できるように、戸外の過酷な環境下で1週間の修行をする。

・ 目つき
より悲しそうな目をすることにより、多くのお金を恵んでもらえる場合がある。同情心をあおるような目つきを指導される。

・ 転び方
通行人の関心を引くように、派手な転び方を学ぶ。特に身体に障がいのあるものは、より同情心をあおるように、転び方を繰り返し練習する。

・ スリ
スリも物乞いの資金稼ぎの1つ

・ 自傷行為
もしスリを働いていて、警察に捕まるようなことがあった場合、あえて自分にケガを負わせる。そうすることにより、警察は面倒を見ることを嫌がって放置するからだ。

・ 宗教本や詩句の暗記
通行人に、宗教的な理由で物乞いをしているという印象を与えるために、意味深い文言を暗記する。

・ 化学薬品の扱い方
猛暑のなかで長時間道端に座っていると、暑さで思うように活動できなくなる。そこで、シンナーなどの化学薬品が提供され、気化熱で涼をとる方法を学ぶ。

これらの訓練を受けた後に、見習いを卒業して路上での活動が始めるのだ。

組織が行うのは訓練だけではない。さらに効率的にお金を収集できるように、子どもの貸し借りまで行っているのだ。通行人は大人の物乞いよりも、取り分け子どもに対して同情心をあおられやすい。そこで演技の上手な代理母に子どもを預け、より多くのお金を得られる仕組みが設けられている。

3カ月の赤ちゃんの場合は、約180円。1歳児は90円。3歳児は55円という具合に相場が決まっており、親にお金が支払われる。さらに借りた方は売り上げの半分を、親に支払うという。

この事実を明かしたムンバイの警察官は、10年前に組織壊滅ために結成された撲滅チームのメンバーの1人であった。当時の潜入捜査の実状について明かしているのだが、いまではそのチームも解散されてしまったとのことだ。インドの平均収入を上回るお金を得る物乞いたちは、おそらくこの先も路上から姿を消すことはないだろう。

ニュースソース:ロケットニュース24
 

1.ガネーシャとラクシュミーのポスターが入荷しました!
ティラキタではいろいろなポスターを扱っていますが、やっぱり、売れるポスターと売れないポスターってあるんですよね。インドからは色々な図柄が均等に入荷してくるのですが、売れていくのはガネーシャとラクシュミーばかり…………

両方の神様とも人気があるので仕方がないかなとは思いますが、インドパパが大好きな文化と音楽の神様サラスヴァティはあまり人気がないようです。前回の入荷から一年たって、ふと気がついたら、ガネーシャとラクシュミーがだいぶ品薄になっていましたので、再入荷しました!

[A3ポスター]ラクシュミー
\480-

[A3ポスター]ラクシュミー
\480-

[A3ポスター]ガネーシャ
\480-

[A3ポスター]ラクシュミー
\480-

【特大ポスター】ラクシュミー・ガネーシャ・サラスヴァティ
\1480-

【特大ポスター】ガネーシャ
\1480-

【特大ポスター】ガネーシャ
\1480-

【特大ポスター】ラクシュミー
\1480-
2.定番の箱型お香たてが入荷!

インド雑貨の定番アイテム、ぺルシア風なデザインが魅力の箱型お香立てが入荷しました! 空いたスリットからふんわりと香の煙が漂い出る様がとても素敵です。箱型なので火移りする心配もなく、安心して使えます

3.ぐねぐねワイヤー入り・ふわふわカラフルブレスレットが入荷!

カラフルなシルクでできたスティックタイプのブレスレット。芯に通されたワイヤーをぐにゃぐにゃ曲げて着用するタイプです。スティックの両側にカラフルなウールが付いた、さらに可愛いタイプです。

ブレスレットにもアンクレットにもなりますし、髪の毛を束ねてゴムで結んだ上から付けてもかわいいですね。 アクセサリー以外にもアイディア次第で何にでも使える便利な一点です。


ぐねぐねワイヤー入り・ふわふわ
カラフルブレスレット - 緑系
\580-

ぐねぐねワイヤー入り・ふわふわ
カラフルブレスレット - ピンク系
\580-

ぐねぐねワイヤー入り・ふわふわ
カラフルブレスレット - 赤黄系
\580-
4.シェル型ショルダーバックが入荷しました!

厚手のコットン布を使ったボーダー柄のシェル型ショルダーバック。 シェル型の形がとても上品な一枚です。メイン収納部分は、ファスナーを使用。中には、小さなポケットがついていますので、用途に合わせて使い分けができてとても便利。

チラッと見える中裏地には、エスニックボーダー生地を使用で、とってもおしゃれ。縫製もとても丈夫に作られています。 ちょっとしたお買い物やお出かけに、シックな色合いに上品な形ですのでフォーマルなどにもいかがでしょうか?おしゃれで素材も縫製もしっかり。目を引くこと間違いなしですよー。

5.サリー、ネックレス、ビンディ3点セットが4880円!

インドの伝統民族衣装サリーの3点セットが入荷しました。このセットは金糸入りのプレーンコットンサリーと、金色のネックレス、ビンディが付いたサリーの基本セットとも言える内容です。サリーを本格的に着るには他にチョリと、ペチコートが必要ですが、このセットだけでもけっこう本格的にサリーを着こなすことが出来ます。

6.ベルボ風ワイドパンツが2980円!

柔らかいエスニック風のコットン生地を繋ぎあわせて、大きなワイドパンツを作りました。腰の部分が小さく、足元が大きい、70年代にヒッピーが着ていたようなベルボトム風パンツです。海やキャンプ、山の中などではもちろん、家の中でゆったりと部屋着として着るにもぴったりです。

7.ピースマークとフェルトのヘアゴムが入荷!

カラフルなピースマークにかわいいフェルトの尾がついた素敵なデザインのヘアゴムです。髪の毛を留めるゴムとしても使えますし、それ以外にもアイディア次第でいろいろな場面で役に立ちます。一つ持っているととっても重宝する簡単なアジアンオシャレアイテムです。

8.インドの雑誌がイロイロ入荷しました!
Film Fare - 2010年10月13日号 \500
プリヤンカ・チョプラ、カトリーナ・カイフ等々
Femina 2010年10月06日号 \500
かわいいアクセサリーやスタイリッシュなサリーなど、見ているだけで楽しくなってくるようなファッショングッズ紹介や、おいしくて美容と健康にもよい料理のレシピなども掲載されています。テキストは英語です。
marrie claire 2010年10月号 \750
フランスで創刊され、日本でもお馴染みの女性誌「マリ・クレール」のインディアンエディション


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