世界最大の祭り「クンブ・メーラ」がやってきます【ティラキタ駱駝通信 10月22日号】
インドパパことティラキタの梅原です 先週、ディワリのことを書きましたら、先ほどチェンナイに出張に行っているお客様から「頂くメールの内容が目の前で展開されています」という連絡を頂きました。 先週末がディワリだったということで、インドからティラキタにも何通かディワリのメールが届きました。
ディワリというヒンドゥーの新年を迎え、より良い将来が来ますようにというみんなの気持ちが伝わってきますね。 さて、ディワリが終わると、12年に一度のヒンドゥー教の大祭、クンブ・メーラがやってきます。 今回のクンブ・メーラはインド北部の街、ハリドワールで1月14日から行われるそう。クンブ・メーラとは世界最大のお祭りであり、インドに住むサドゥと呼ばれる人たちが集結する、とにかく大変なお祭り。話を聞くと1億人が集まるとか、死者が出るとか、とにかく聞く噂、聞く噂、とんでもないものばかり。 ■12年に一度のクンブ・メーラがやってきます 12年に一度のクンブ・メーラが迫ってきている。1500万人を越えるサドゥー達が集まり、期間前後1ヶ月に訪れる人数の延べ数は一億人以上となるという。これはメッカを一年間に巡礼するムスリムの数を大きく超える数である。まさにインド最大、超弩級のお祭である。そんな訳で会場となるこの辺りの街ではその準備に余念がない。メインの会場であるハリドワールのガートではガンガーの水を抜いて大掃除をしているというし、程近いこのリシュケシュでもあちこちでそんな雰囲気が見られる。 ある日街を歩いているとどこからか強い有機溶剤の臭いがしてくる。くさいなぁと思いながらラクシュマン・ジュラの大橋にたどり着くと、橋の手すりや巨大な金属製のロープに男たちが張り付くようにしてペンキを塗っている。いくら大きなお祭とはいえ、エリアに一本しかないこの橋までこんなに大胆に塗りなおすとは驚きだった。もちろん真っ昼間だし、橋の通行規制なんてある訳がないからいつも通り観光客もバイクも牛もひっきりなしに往来している。混雑してくると男たちは 「Walk other side!!」 と英語で叫んでいた。ヒンディー語を話さない南部からの巡礼者も多いからかもしれない。ともあれこの狭い混みあった橋の上でそんなことはできるわけがない。みんなかすかに身をよけるのが精一杯だ。 ペンキの色は鈍く光る銀色で、きっと防錆のためにも塗らなきゃいけないんだろうとは察するけれど、それにしても日光をきらきらと反射して派手だ。それが男たちの手によって、何の比喩でもなくその剥き出しの手とそこに握り締められたボロ雑巾のような布切れによってべたべたと塗られていく。彼らの手はオズの魔法使いのブリキのロボットのような生々しい銀色にひじの下まで染まっている。 もちろん染まっているのは手だけではない。着ている服や作業道具はもちろん、橋の上や近くに生えている植物の葉っぱにも大量にその飛沫はぼたぼた落ちている。ときどき下を流れるガンガーの薄茶色の流れの中にきらめく銀色がカオスな渦を作っては広がっていく。そのすぐ下流にはガートや砂浜があり、多くのインド人が聖なるガンガーに身を浸したり頭から飛び込んだり泳ぎながら記念撮影をしたりしている。ごみも糞尿も死体も汚すことのできないガンガー、ペンキぐらいで汚れるはずはないのかもしれない。
ペンキ塗りはロープを固定する基礎の部分までしっかりと行われていたので、端の近くのお店の頭上でも同じように男たちが銀色になって働いていた。その真下にあったチャイ屋の屋根と店の前はたっぷり垂らされたせいできらきらと光り、せっかくのチャイの香気は有機溶剤と混じって残念なことになっていた。その前をまだらに銀色に染まった立派な牡牛が我関せずといったいつもの無表情で歩き去る。
もちろん前回の開催からの12年で世界が大きな変革を迎えたのと同様にインドも大きく変わった。一体今回何が起こるのか、どうなるのか、きっと答えられる人は誰もいないだろう。 小さな街の、こんなインド色満載な風景の向こうにもそんな世界が隠れている。「インディアン・iPod」のイヤホンを耳に突っ込んで仕事をしている近所のダバの兄ちゃんや、高価そうな最新の携帯できびきびと話している身なりのいいバラモンを見る度にそう思う。変わるものと変わらないものが渾然一体となって押し寄せてくる。それがどんな風景を見せてくれるのか?来年のクンブ・メーラはその集大成になるのかもしれない。 |
インド人は派手な色と柄のサリーが大好きですが、目立たないのが心地いい私たち日本人はサリーを着る時もシンプルなものが大好き。インド人にそれを判って貰うのは本当に大変なのですが、色々インド人に説明をして、シンプルなサリーを入荷することが出来ました!! プレーンの色の中に金糸が入り、シンプルだけどシンプルすぎないちょうどいい感じのサリーです。再入荷は出来ませんので、お早めにどうぞ
インドの寺院にぶら下がっているブラス製の鐘や、金運の神様のガネーシャと豊穣の神様のラクシュミ像が手の中にすっぽり納まったブラス製の置物、細工が大変美しいクリシュナと言った、大変珍しいブラスの聖なる神様たちが入荷しました。
ユーザーのリクエストに応えたDVD映像集ShortCutシリーズ第4弾! 今回は今までのSpike-Bloom作品とちょっと系統が変わり、音楽にダークサイケ音源を使用しています。以前のSpike-Bloom作品よりも、より速く、より過激に、刺激度200%UPでお贈りします。 ティラキタ店長はSpike-Bloomの作品が好きでよく見ているのですが、数ある作品の中でも一番高速?と思えるほど。画面の真ん中を見続けていたら映像が終わるころには平衡感覚をなくし、立てなくなってしまいました。新作素材を多数収録した2009年最新作です!!!
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