シャールク・カーンがテロリスト!?
先月、シャールク・カーンがアメリカのシカゴ空港でテロリスト扱いされ、別室で2時間も取調べを受けました。随行していたマネージャーたちと連絡を取ろうとしたら、連絡もさせず別室へ強制的に連行されたとのこと。
しかもその理由が「名前がカーンでアラブ系」という下らないもので、取調べの入国係官は「お前の名前がテロリストの一覧にあった」と伝えたのだとか。
![]() 8月15日午後1時のIBN7ニュース画面 「シャールク・カーン侮辱」 |
私はニュース専門局の「IBN7」を当日に観ていたのですが、女性キャスターたちと女性リポーターたちの怒りは凄かったです。いつもは冷静な女性陣が「私のシャールクに失礼な!」という感情剥きだし!
街頭ではアメリカ国旗を焼く反米デモ。 「我がインドのシンボル」「我がインドのVIPのVIP」とニュースでも強調してました。 改めて人気抜群の大御所「キング」のニックネームを実感しました。
さらにサルマン・カーンも「アメリカに行けばいつもそういう扱いを受けて気分が悪くなる」とコメントしたため、ニュース局は「恥知らずのアメリカ帝国」と揶揄していました。アメリカには「カーンという名前」=中東テロリストと決め付けているマニュアルが存在するみたいなのです。
![]() この方がスーパースター シャールク・カーンさん |
もっとも、不景気のハリウッドにどんどん進出してきたインド芸能界に対するアメリカ側の嫌がらせ説もあります。シャールクがハリウッドでの映画撮影を発表して三日後の事件でしたから。
「マネージャーと連絡したい」と携帯電話をかけようとしたら静止されて、まっすぐ別室へ案内されたそうです。シカゴ空港職員の発言にある「カーンという名前だからアラブのテロリスト」「お前の名前がテロリストの名簿にある」は、緻密なようで大雑把なアメリカの象徴。
よりによって8月15日=独立記念日のインド時間の早朝の事件!
よりによって愛国心を高める日のニュース!
事件の後日談もあります。
シャールクが今回ハリウッドで撮影することになった映画のタイトルはよりによって「my name is Khan」
まるでこの空港での取調べ状況がそのまま映画に使えそうなタイトル!
まさにお笑い芸人で言う所の「神様が降りてきた」状態です。
このため一部のボリウッド関係者が「彼のパフォーマンスだ」と批判、シャールクが猛反論してました。
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[…] このMy Name is Khan、日本では上映されませんでしたが世界40カ国で上映され、グローバルにヒットした作品です。シャールク・カーンが演じる主人公が米国の旅先で人々と出逢い、その誠実な姿勢が人々を感動させると言う作品です。My name is khanは当店のブログでも紹介したことがあったのですが、映画の内容と酷似した事件があったとかで、大変話題になっていました。また、シャールクと、カージョルが8年ぶりに共演した作品としても話題を呼んでいます […]