インド舞踊にハマってます
「Dance of Shiva」楽しかったですね?。本当に最高な三日間でした◎ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
さて、前回に引き続き舞踊の話題で恐縮ですが、「マニプリ」に続き「モヒニアッタム」、「カタック」をみてきました。
「美しい女性(mohini)の踊り(attam)」という意味の「モヒニアッタム」は、手や目、眉毛の動きなど、体全体で物語を表現する舞踊です。髪は他の舞踊と違って斜め位置で結んでおり、衣装もかわいく、女性的な魅力を最大限に引き出した舞踊といえると思いました。ゆったりとしていて柔らかい動きが特徴です。
「カタック」は、モヒニアッタムとは対照的に、とにかく動きが激しいです。カタックはそもそも宮廷舞踊であり、イスラームの影響が色濃く、ひたすら回転し続けるところなどはイスラームの神秘主義「スーフィー」のようでした。またリズミカルなステップは、ジプシーやフラメンコなどの踊りと共通するものがあるように思いました。グングル(足鈴)の音が小気味よく、重要な音楽的要素となっています。
「カタック(kathak)」とは「語り」という意味だそうで、物語を口頭で語り、それを踊りで表現するという方式の舞踊です。激しく踊った直後に汗だくでマイクのところに来てストーリーを語るのですが、ほとんど息があがっておらず、踊り手さんの体力に驚愕してしまいました。無休憩でほぼ女性ダンサーの独壇場でしたが、合間に挟まれる男性ダンサーの踊りも、力強くてかっこよかったです。
ブッダの出家物語を描いた踊りでは、妻のヤショーダラーの視点で描かれているところも興味深かったです。夫が突然出家してしまった悲しみ、再び会える喜び、以前の彼ではないということに対する驚きと失望が、女性ならではの動きでみごとに表現されていました。女性のソロが長時間続きましたが、ほとんど疲れをみせていませんでした。恐るべき体力!
インド舞踊の題材は、クリシュナとラーダの恋物語や、バガヴァッド・ギーターの一説など、インドの人なら誰でも知っている身近なトピックですし、言葉がわからなくても動きで伝わりますので、非常にわかりやすいです。同じ題材でも舞踊の種類が違えば、まったく違った表現ができるのですね。比べてみるととてもおもしろいと思いました。
というわけで、最近はすっかりインド舞踊にハマっています。日本の歌舞伎の原点ともいわれる「カタカリ」は、平日の公演なので残念ながら見に行けませんでしたが、これからもたくさんの舞踊団が来日するようなので、足を運んでみたいと思います。皆様もぜひ、インド舞踊の世界にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか?
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