インドのホーリー

■ホーリーについて
インドではそろそろホーリーの季節。ホーリーとは、インドで最も大きなお祭りのひとつです。3月に行われるのですが、その数日前から人々は鮮やかな赤や緑の色粉を用意してそのときを待っています。待ちきれずに色粉で顔がピンク色に染まっている人たちを見かけることもしばしば。



そしてホーリーの日が来ると、人々は外に出て色粉や色のついた水の入った袋を投げ合って、極彩色に染まっていきます。子供だけでなく、もちろん大の大人も。まさに老若男女問わず様々な色に染まっています。相手が観光客だろうとお構いなし!ボンボン色水を投げてきます。みんなバングという飲み物を飲んで酔っ払っていて、半分わけがわかっていない模様…。ホーリーは一年に一度だけの、完全に羽目をはずして楽しむ乱痴気騒ぎなのです。

私はインド滞在中にデリーでホーリーを体験しました。ホーリーの前日は、ハリドワールという町にいたのですが、ゲストハウスのお兄さんに「明日デリーに行くよ」というと「ホーリーだからやめたほうがいいよ」といわれました。ホーリーの話は聞いていたものの、体験したことはなかったので、「どうせ体験するなら都会で!」と思いデリーに移動しました。



列車を降りて駅を出ると、街中がピンクや緑などの色が混ざり合ったよくわからない色に染まっており、通りを歩いているだけで四方八方から色水が飛んできました。「これがホーリーか!」とちょっとした感動を覚えたのもつかの間。ジーンズはびしょぬれ、顔には緑色の色粉をつけられてしまいました。でも、ここまで汚れてしまえばこっちのモノ。開き直って堂々と歩くことができます。ヨーロッパ人とインド人が楽しそうに色粉を付け合ってるのを見て、「異文化コミュニケーションだなあ」と思いました。そんな風にボーっと歩いていると大変。標的にされてしまいます。

こんなにスリルに溢れ、愛に溢れたお祭りをやっている国は世界中探してもインドくらいなんじゃないかなあと感じました。インドにいったらぜひ体験してほしいお祭りです。(Matsukin)
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