[パスワード付き:閲覧注意]バングラデッシュの犠牲祭写真
洗った牛の後ろ足首に荒縄をつけ始めました。毎年のことで慣れているらしく、手早く結びます。
両足が動かないようにクロスさせ、ギュウギュウと締め上げます。牛ってば、この瞬間に凄く暴れるかと思ったらあまり暴れないものなのですね。ちょっと抵抗する牛もいますが、多くの牛は特に抵抗もせず、締めあげられてしまいます。
縛ったロープの端を持って「エイヤ!」とすると、牛がひっくり返ります。いくらおとなしい牛でも、この瞬間は暴れます。危ないので、大の大人が3人がかりで押さえつけます。
イスラム教徒の人たちはイスラム式に手順を踏んだお肉しか食べることができません。屠殺する時に動物をメッカの方角に向けること、首に刃を入れる時に「神の名のもとに」と宣誓してから殺すこと。この2つが求められ、その様な手順を踏んで作られた食品は「ハラル食品」といい、通常の食品とは区別されています。
一度転がした牛を回転させ、メッカの方角に向かせてから頭を下にし、喉が完全に見えるようにして、首の一番柔らかそうな部分に刃物を入れました。 刃物を入れる際にはもちろん全員で「ビスミッラー!」と唱えます。
ビスミッラーと言う神への祈りの声とともに、喉笛に刃物を入れます。牛の喉は思いの外柔らかく、するすると刃物が入っていきます。15cmくらい刃物が入ると、頸動脈が切れたのか、プシューと血が吹き出てきました。息の根を止められた牛ちゃん。首の所からは大量の血がドバドバと出てきます。哺乳類の体重の約8%が血液だそうですので、牛の体重が200Kgとすると、16リットルもの血液が牛の体内を流れています。生きながら、頸動脈を切ることで心臓をポンプ代わりにして血液を体の外に放血します。こうする事によって、私達がいつも食べている美味しいお肉が出来るのです。首の下のあたりに刃物を入れ皮を剥ぎ始めます牛をころんと転がしてお腹のあたりの革を剥いでいきます。全部剥かれました。牛の皮の下って、白かったんですね。 初めて知りました。頭の皮も全部剥きます。大切な牛です。ちょっとだってムダにはできません。牛が屠殺されているあたりはとんでもないスプラッタ。血の池が出来ています。角度を変えて、もう一枚。3頭が同時に屠殺されている光景はなんとも言えないものがありました。街のあちこちで、牛が屠殺されていました。20mに一頭は屠殺されているのではないか…そんな屠殺密度です。
返り血がボクの足にも。まるで殺人現場にいたかのようです。
こんな足で日本に帰ったら、帰国早々、警察の職務質問を受けてしまいますねーーー
こんにちは。いつも、楽しく拝見しています。
アダムとイブの下りから、一気に引き込まれ気づけば禁断の”パスワード”を開いて・・・
カインはアベルを殺しエデンの東ノデにすみついた。とは旧約聖書にかいてあります。
牛もおなじ兄弟、命。 祈りをささげ神聖にあつかう人々。近代文明のほうが恐ろしく思います。
自分たちの手ではなく、感情のない機械にさせるのですから。
野菜の収穫の手伝いで長野に行ったとき鹿の解体を手伝った(死んでましたが)事と重なりました。
近所の人に振舞われ、冷凍庫に各家庭大事にしまわれ、寒く長い冬は貴重な食料でした。
すべてのことに、意味深い答えがあり人は経験をして学ぶのでしょうね。
おお、キーボーさん! 元気ですか?
コメント、ありがとうございました!!
>アダムとイブの下りから、一気に引き込まれ気づけば禁断の”パスワード”を開いて・・・
あはははwww 血みどろだよね。
実は動画もあるのですが、あまりのヒドさ加減に公開できませんでした。
>野菜の収穫の手伝いで長野に行ったとき鹿の解体を手伝った(死んでましたが)事と重なりました。
わぁ! 羨ましいです。
そんな機会があったら、ぜひ僕も参加したいです!
誘ってください。
今回の犠牲祭では、僕はイスラム教徒でないので、犠牲となった動物に触ることはできませんでしたから…