バンコクでは品薄のiPhoneXが押し売り状態!! 更にディスカウントまでしてくれるよ!!




■バンコクはiPhoneXの広告だらけだった

ティラキタ買付け班、ベトナムの後はバンコクにやってきました。ティラキタ的にあまり買うものがなかったベトナムと比べると、流石、国際観光都市バンコクは違います。バンコクは人とモノに溢れていました。溢れているではなく、人とモノが溢れかえっていると言ったほうが正しいくらいです。

バンコクの中心部、イセタンには巨大なiPhoneXの広告が4面ずらりと並んでいました。「おおお! iPhoneX 凄え!」と度肝を抜かれる大きさです。巨大なスタイリッシュの広告の前で、バンコク名物のトゥクトゥクや赤バスが渋滞にハマっているのを見ると、バンコクはこの世界を代表する大都市の一つなんだなぁ…と改めて感じます。





■品薄のiPhoneXが押し売り状態!!

大金を費やして広告が打たれ、新機能がこれでもかと積まれたiPhoneX。今、多くの人が欲しい垂涎のアイテムですよね。米国でも、日本でも、注文したのにまだ貰えてないと言う人も多いとか。いま注文しても数週間待ちとか…。

しかし、さすが国際都市バンコクです。観光客が行き来するショッピングセンターの中で探してみると、あっという間にiPhoneXが発見できてしまうではありませんか。

ちょっと興味ある素振りを見せると、店員のインド人が片手にiPhoneXの箱を持ち、「お前、iPhoneXいらないか?」と強力にセールスしてきます。

国際都市バンコク凄え!!
iPhoneXが押し売りされてるよ!!!





■iPhoneXなのに色々と雑

「iPhoneXあるの??」と興味を惹かれたティラキタ買付け班。試しにちょっと見せてもらうことにしました。

なるほど。確かにiPhoneXです。電源を押して起動してみました。確かにちゃんとiPhoneXです。



ディスプレイは高解像度のRetinaで、近づいてもドットが見えません。



電源部分も確かにLightningケーブルが入る形をしています。でも、よく見るとなんだか工作精度が甘いような気がします。気のせいでしょうか…



実際に動かしてみると、スクロールもだいぶスムース。スルスルと動きます。確かにiPhoneXの様です。
「これ、本物なんじゃないですかね?」
「うん…本物っぽいね…」


箱を見せてもらいました。iPhoneXのはずなのに、なぜかiPhone8との記載があります…。うーーん。なんか変だな…




よく見てみると…なんか違う気がします???
本体についてるビニールが青色で剥がれかかってるよ???



裏面が指紋だらけでベトベトです。やっぱり、なんか違う気がします。



操作していくと…あ、ドロイド君がでてきました!!!
「あ、これ!! Androidだ!!!!」
「ほら、ここもおかしいよね?」

ディスプレイの上に、不自然に表示されないエリアが出来ています。本物であれば、ここにも映像が表示されるはず…間違いありません、こいつはニセモノです。

正直、中身はアンドロイドだけど、ここまでニセてしまうその努力が凄い!と思います。実際に触ってみても、だいぶiOSに近いんですよ。僕のアンドロイド携帯もこのインタフェースにならないかなぁ…と思ってしまう位です。


「これってフェイクだよね?」と店員に聞くと…
「いや、本物だ。8000バーツ(30000円)でどうだ?」と畳み掛けるインド人店員。
いやいやいやいや、流石にiPhoneXが30000円ってないんですけど!!!!
安すぎるだろ!!!

帰ろうとすると…
「オーケー!! じゃあ、7000バーツだ!!!」
インド人、なんと、新作のiPhoneXを値引きしてきました。



呆れて帰ろうとしたら…
「ノーホームボタン!!!」
と最後の畳みかけをしてきました!!!!!

iPhoneXってここまで押し売りして、そして値引きしなきゃ売れないものだったっけ…????

■他のお店で聞いてみると…

他のお店で聞いてみたら、さっきの8000B(30000円)は高いことに気が付きました。もうひとつのお店では5000B(18000円)で売られていました!! iPhoneXが18000円???。冗談のネタとしては、買って帰ってもいい気がしますが、日本に入る時に取り上げられちゃいそうだなぁ…




■修理に出したiPadがすり替えられた!!

この話を現地在住の友人に聞いてみた所…

「こないだiPhone買ったんだけど、正規品を買うのが大変だったのよ」と言うのです。

「市場に出回っているのは全部正規品じゃないの?」
「そんな訳ないじゃない。私は中古を買ったんだけど、シリアルナンバーをチェックしたり、全部動かしたり、モデルナンバー見たり、全部疑ってかかって、やっとこ中古の正規品を手に入れたんだから!!!」と半分、怒りながら言うのです。バンコクで本物を買うのは、酸いも甘いも知った現地在住であっても、そこまで大変なのでしょうか。

「しかもね、修理すると中身がすり替えられて戻ってきたりするの。こないだ私の友達がiPadを修理に出したのよ。一週間ぐらいして戻ってきて、使ってて。途中で容量がちょっと足りないなって気がついて。

チェックしてみたら、元々、64GBだったiPadが修理している時に16GBのiPadにすり替えられていたんだって!!!!!

しかも、中身の基盤も全部中国製にすり替えられてて。もう、日本のAppStoreに持っていっても修理してくれないんだって」

安いからと言ってAppStoreじゃない所に持っていったり、AppStoreじゃない所で本体を購入したりすると、偽物を掴まされるってことなんでしょうね…

アジア、近代化したとは言っても、まだまだ油断ならないなぁ…
まぁ、だからアジアは面白いんですけどね!!




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