何かが違う! インド人と日本人の間に横たわる絶望的なセンスの違い

2017年9月21日     3 Comments    Posted under: インドが大好き!!, 買い付けに行ってきました

何かが違う! インド人と日本人の間に横たわる絶望的なセンスの違い

■日本人の紹介だと思って安心していたら、何かが違う!

昨日のことです。昔、イベントで一緒に遊んでいた人から、友達のインド人を紹介したいと連絡がありました。友人によれば、紹介してくれる人は、マハラシュートラ州のプネーに住んでいるクリシュナちゃんと言う人で、インドの伝統文化を紹介したり、絵を描いたり、ヨガウェアーのデザインをしている方なのだそうです。

FaceBookで全世界がつながっている今、人を紹介してもらうのは簡単です。日本にいても、新しいインド人に出会うことができます。グループトークを作ってもらえばすぐです。紹介してもらった後に、クリシュナちゃんのプロフィールを見てみたら、Riding a Rainbow って言うブログが凄い素敵で、センスが良く、ちょっと嫉妬してしまうくらいでした。サリーの原産地に行ってレポートしたりとか、僕たちがやっている事とも似ていました。

この人はきっと素敵! と思って早速クリシュナちゃんに話をしてみます。

「クリシュナちゃん、はじめまして。僕、日本でインド雑貨屋をやっているインドパパという者です」
「はじめまして」
「早速なんですが、作っているというヨガウェアーを見せてもらえますか?」

日本人が想像するヨガウェアーと言うのは、こんな感じのものだと思います。ストレッチ素材で身体にピッタリとフィットして動きやすく、シンプルな色彩かアースカラー。ちょっとワンポイント入り。

ストレッチ素材でちょっとトライバルな感じのものもありますね。両方ともティラキタで取り扱っている商品ですが、世の中のヨガウェアーの多くはこんな感じだろうと思います。

クリシュナちゃんのブログのセンスが素敵なのもあって、僕らは自然と、クリシュナちゃんが送ってくるヨガウェアーもこんな感じか、もっと素敵なものだと勝手に期待していました。

今朝になって、クリシュナちゃんが送ってきた写真を見た瞬間
「え!!!!! これは…!!!!」
絶句するティラキタスタッフ。

「ねえ、額田さん。これはどう?」
「斬新すぎるヨガウェアーですね~」

「アッキーはどう思う?」
「インド人らしいセンスですよね。インドに行くとよくありますね」

こちらが彼女が送ってきてくれたヨガウェアの写真です。

ラクダのポーズのヨガウェア。これはヨガウェアではなくてただのTシャツな気がします。

誰がこんなの欲しいんだろう…
いくらなんでも、センスが違うとしか言いようがありません

こんなスポーツ用品っぽいヨガウェアは日本では誰も欲しがりません。
これってば、インド人や中国人のセンスですよね…

早速、クリシュナちゃんにこれは日本では売れないと伝えました。

「あのね、クリシュナちゃん。これは日本ではムリだよ」と伝えた所、彼女はどこが悪いか全く理解できていない様子で、「気に入らないのはデザイン? それとも、ボディ?」と聞き直してきました。

クリシュナちゃんは、きっとこれがヨガウェアーなのだと信じて疑わないのでしょう。
そして、売れるデザインなのだと信じて疑わないのでしょう。

でもね!!
でもね!!
こんなの日本では120%売れないよ!!!

FaceBookで繋がっても、飛行機ですぐに海外に旅行できるようになっても、お互いの間に厳然と横たわるセンスの違いはどうしようもないのだなぁと改めて感じた一件でした。

■ホテルの宣伝も何かが違う!

こちらはラジャスタン州のプシュカルという所にあるHOTEL AMARの宣伝ポスターです。これも彼らは大真面目で作っているんだと思いますが…。

この宣伝ポスターはHOTEL AMARの中にあるDoctor Aloneと言うガーデン&ルーフトップレストランのものなのですが、そもそも、なんでレストランの名前がDoctorなのでしょう?

使われている写真もどこかおかしいです。
ルーフトップレストランだからって、岩の上に乗っている写真をどこからか引っ張ってこなくても!!
ガーデンレストランだからって、草が生えている崖の写真を持ってこなくても!!!

Wifiも完備しているようですが、WifiはFULL POWERです

そして、売り文句はベストクオリティ・マイフレンド!!!!
マイフレンド!!!
まだ会った事もないのに既にフレンド!!!

■ドラちゃんたちも何かが違う!!

インド人の魔の手にかかるとドラちゃんも、インド人ならではのセンスに魔改造されてしまいます。

これは色をだいぶ間違えたであろう…と思われるドラちゃん。色を間違えても、堂々と売り出しちゃう所が素敵です。顔の部分になぜ斜線が入っているのかが、とっても謎です。

目がやたら大きなドラちゃんも居ました。このドラちゃんはドラえもんではなく、DOREMAN=ドレマンだそうですよ。インド人的には、「著作権はギリギリ回避!! きっとこれで大丈夫!!」なのでしょう。

マナリの友人が送ってきたナイスなドラちゃん。何かが色々と絶望的に違うと思います…

■服の着せ方も何かが違う!!

インドは服の着せ方も何かが違います。こちらはあまりにも斬新すぎる服の着せ方…
きっと、赤、黄色、水色、黒、薄オレンジ、紫を全部陳列したかったんでしょう。

頭をひねった結果、赤はターバンになり、黄色は普通に着せられ、後の4色はズボンみたいな扱いになりました。

■レストランのディスプレイも何かが違う!!

こちらはマナリのメインストリートにあるSher-e-Punjabと言う、パンジャブ料理のレストランのディスプレイです。おじさんとお姉さんの顔が無駄に濃いのが気になりますね~

■記念写真も何かが違う!!

こちらはグジャラート州のブジと言う街で見かけた記念写真です。きっと、子供がかわいいのを協調したかったのだ思います。

だからって、幽体離脱のように白黒の写真を後ろに重ねなくってもいいよね???

こちらは民族衣装を着た結婚式の記念写真です。なぜかお姉さんが切り抜かれて4人に増殖しています。これもまた、インド人の謎センスですよね。

■インド人と日本人は分かり合えるようでいて、分かり合えない

インドパパ、もう20年以上もインドに通っていますが、未だにインドの事がよくわかりません。それは、インドに長く通っている他の人たちも口々に同じことを言います。

インドはあまりにも複雑すぎて、そしてみんなが違いすぎるんです。今回はデザインセンスが違う話を中心にしましたが、インドはデザインだけでなく、全てが違います。人種も違えば、宗教も違って、そしてまた土地によっても違いがあります。

「インドパパは、インドパパって言うだけあって、インドのこと、なんでも知っているんですよね」
「いや、ぜんぜん判らないんだよ」
「え! そうなんですか?」
「うん。インドに行けば行くほど、知れば知るほど分からなくなるんだ」
「でもインドは好き?」
「うん! すごく好き」
「どの辺が?」
「全員が違うって所かなぁ…」

全員が違う事を認めあっているからこそ、居心地が良いし、多様だし。
インドって、単一民族の日本人とは全く正反対なんですよね。

もちろん日本も居心地がいいですが、日本人って、一つの意見に流れちゃうって側面がありますよね。
そんなちょっと窮屈な部分をインドが緩和してくれる気がするんです。

まだインドに行ったことがない人にはいつも、インドに行くと自由になれるよ!
って伝えていたりするんですよ。

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3 Comments + Add Comment

  • いつも楽しく見てます!
    わたしも1年の半分は気付いたらインドにいてるインド好きですが、未だによくわかりません!(笑)

    (この夏はマナリーで過ごしました)

    ところで、Dr.アムールはあのゲストハウスとレストランのオーナーのアダ名らしいですよ!
    とても、ジャンキーなイヤーなタイプのインド男です。
    ただ、あそこのレモンナナだけは絶品でしたので機会があれば是非!
    ちなみに彼女はここんとこずーーぅと日本女性ばかりらしいですよ(笑)

    インドから帰ってきたばかりなのにインドのことばかり調べてしまう、、、やっぱり重症ですね。
    これからもブログ、楽しみにしてます。

  • 他国との間の文化やセンスの違い – – – – – どころか江戸と上方、特に京都との、また浜名湖の東西両岸の間でも、大いに感じられます。結婚を境に実家と婚家との間でメシの炊き方まで含めて文化大戦争、それまでの気づかれなかった相互の常識事項の相違に目から鱗が落ちる思いです。改めて国際的な文化やセンスの違いに目を戻しますと、日印間よりも真っ先に日韓間の大きな段差ないしは断裂が気になる所です。

  • いつも楽しく拝見しています。私は年に2〜4回ペースでインドに通って今年で8年目になりますが、行けば行くほどインド人と日本人が分かり合えるってどういうことだろう?という疑問が大きくなります。この8年間だけ見てもインドの社会は大きく変容しました。最初の頃に私が衝撃を受けた、日本人のDNAが覚えている古き日本人の良さをインド人に見出したことも、今では多様なインドのあり方の一部の発見でしかなかったように思えて、なかなか整理がつきません。ひとつ確実なのは、インドのエリート層、はっきり言えばブラーミンの連中が日印関係にとって最も重要なポジションにあるにも関わらず、日本のエリート層のように責任感と恥の概念をもってしっかり働かないということです。中〜下層のインド人には無垢で素晴らしい人も多いですが、すきあらば金持ちの日本人から労せずに金を引き出そうとする連中も大勢いて、ウンザリします。絶対的な主従関係または官僚制の下では比類ない力を発揮するインド人との対等なパートナー関係は、血を分けない限り無理なのではと思ったりもします。在外インド人と外国人との国際結婚はひとつの鍵で、イギリスやアメリカが先行しているように思えます。

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