窯焼きの香ばしさと、バターの旨みの必然的な出会い インドの激ウマ料理バターチキン

2017年8月22日     1 Comment     Posted under: インドが大好き!!, 買い付けに行ってきました

■ビリヤニに匹敵するキラーメニュー、バターチキン

このブログではインドの美味しい料理を色々と紹介してきました。その中でも強力にプッシュしてきたのが、日本でも中毒者を増やし続けている最強の米料理ビリヤニです。

実は、ここ数年、ティラキタ買付け班がビリヤニと同じくらいにハマっているのが、もう一つの激ウマ料理、バターチキン。バターチキンは名前が簡単ですから、わかったような気になりやすい料理ですが、実はこれもまたインドでしか食べられない特別な一品なのです。

ビリヤニがスパイスの宝石箱だとするならば、バターチキンはこってり系の肉ミルク風呂みたいな料理で、全く方向性の違うもの。

こちらの写真がバターチキンです。

バターチキンはタンドゥール釜で窯焼きにしたチキンを、贅沢にギーを使ったグレービーカレーの中に入れたもので、窯焼き料理ならではのチキンの旨みと、インド版バターのギーたっぷりのグレービーカレーを同時に味わう、究極のこってり系ゴージャス料理とも言える一皿です。

バターチキンは、日本人の口にも合い、凄く美味しいのに、タンドゥーリチキンよりも有名じゃない!! 食べたことない人多いはず!!と言う事で、今回はバターチキンの魅力を存分に語りつつ、美味しいお店を紹介してみます。

■タンドゥーリチキンよりもバターチキンをお勧めする理由

インドに行き始めの、20代の最初の頃でしょうか。ある夜、タンドゥーリチキンを食べる機会がありました。インド料理の代表的な料理として名高いタンドゥーリチキンですが、貧乏バックパッカーにとっては一日の宿代にも匹敵する高級料理ですから、おいそれと食べる訳にはいきません。

パハールガンジの小汚い店でタンドゥーリチキンを頼み、実際に出てきたら…

「う~~ん。なんか美味しくない…」

そこで出てきたタンドゥーリチキンは肉に期待しているジューシーさはまるでなく、パサパサの胸肉に、ちょっと辛めのスパイスが塗ってあるだけの代物でした。ビールのつまみとしてだったら、なんとか食べられる感じでしたが、正直、タンドゥーリチキンの最初の印象ったらヒドイものでした。

それから何回もタンドゥーリチキンを食べる機会がありましたが、タンドゥーリチキンはどうも当たり外れと言うか、良い点と悪い点があるなと思うようになりました。

こちらがタンドゥーリチキンです。

私が思う、タンドゥーリチキンの美味しい所と美味しくない所を挙げてみます

良い所:
 ・タンドゥールならではのスミーキーな香りと焦げ目が旨い
 ・インド式の釜、タンドゥールで焼き上げるので外はカリカリ、中はジューシー
 ・スパイスミックスに漬けておいてから焼くので、上手なお店であれば更に旨い

悪い所:
 ・胸肉はパサパサでたいして美味しくない
 ・スパイスミックスに漬けているとは言っても鶏肉なので、味が単純で途中で飽きる

美味しいは美味しいけど、ハズレの部分があるし、何より高いので、タンドゥーリチキンはそんなに積極的に食べようと思う料理ではありませんでした。

そんなある日のこと。インド北部のマナリに長期滞在していたときのことです。マヤンクと言う、インド人の家にお世話になっていました。マヤンクと毎晩、仕事帰りにタンドゥーリチキンを買って、家で飲むのが日課のようになっていたのですが…

「お前、バターチキン食ったことあるか?」
「え? バターチキン? ないよ」
「ないのか!! マジか? 凄え美味いんだぞ。ホントに食べたことないのか?」
「ないない! だって高いから、今まで頼んだことなかったんだよ」
「今、俺が頼んでやるから食ってみろ!」

と言う事で初めて食べたバターチキンは…タンドゥーリチキンの良い所と、ギーがたっぷり入った美味しいグレービーソースの旨さが絶妙に絡み合った素晴らしい逸品でした。窯焼きの香ばしさと、バターの旨みの必然的な出会いと言うべきものでした。バターチキンはバターチキンだけで食べるよりも、タンドゥーリでカリカリに焼き上げたナンと一緒に食べると絶品でした。

タンドゥーリチキンの悪い点であるパサパサした部分や、味がちょっと単純な部分をグレービーソースが全部覆い隠し、スキのない絶妙な一品に仕上がっていました。

「何だこりゃ!! 凄い旨いね!!!」
「だろ? 俺はウソつかないんだよ」
「辛すぎず、チキンの味が引き出されていつつ、リッチだね!」

初めてバターチキンを食べた日から、すっかりバターチキンのトリコになってしまった事は言うまでもありません。

■地元に住んでた日本人が教えてくれた激旨バターチキンの店OBEROI CHICKEN CORNER

さて、ここからは僕が知っている、とっても美味しいバターチキンのお店を紹介したいと思います

まずは激旨バターチキンの店OBEROI CHICKEN CORNER

このお店は南デリーのチャタルプールに住んでいた友人が教えてくれた「自分一人だったら絶対に出会うことのない」一軒です。そこに住んだことのある人だけしか出会うことのない、地元の名店ですが、正直、入るのをためらうほど汚い!

見た目は汚く、テーブルもどことなくペトペトしています。お世辞にもきれいなお店と言えるお店ではありませんが…ここのバターチキンが激ウマなのです。日本人に有名なKharim Hotelよりも全然美味しい!と思います。

近くには観光名所のクトゥーブ・ミナールや、小さな階段井戸もあるので、デリーの一日観光に行ったついでに行くのがオススメです。

なお、地図ではOBEROI DABAになっているのですが。、きっとこの辺のはずです。移転してませんように…

■パハールガンジの激ウマバターチキンの店

こちらはインド商売仲間でもあるベリーダンス衣装専門店 GARAM GARAMの店長さんが教えてくれたパハールガンジの激ウマ店U-like Restaurantです。パハールガンジから歩いて10分位のところにある小さなお店です。ここもまた、旅行者はほとんど知らないお店の一つです。バターチキンだけでなく、タンドゥーリチキンも美味のだそうですよ。

パハールガンジのホテルから歩いて行けるので、まずはこのお店でバターチキンを試すのが良いのではないでしょうか?

■マナリの激ウマバターチキンの店

地図ですら大体の場所を示せないのが申し訳ないのですが…こちらのお店が人生で初めてのバターチキンを食べ、味覚に革命が起こった記念すべきお店です。デリーの2店と比べると…今から思えばデリーの2店の方が美味しいと思いますが、でもやっぱり旨いですよ!!

地図ではFronteir’s Veg & Non-veg Restaurantを指し示していますが、正確にはそのお店でなく、その近くのタンドゥーリチキン屋さんです。お店の前にタンドゥールが出ているのですぐに判ると思います。

■日本にもあるのかな?

タンドゥーリチキンはちょっとしたインドレストランで食べられると思いますが、さて、バターチキンは…と言うと、日本のインド料屋さんでバターチキンを見かけた記憶がありません。

もしかしたら結構なお値段がするので、日替わりランチメニューのほうにばっかり目が行って、バターチキンがあるのに気がついていないだけかもしれませんが…いや、ビリヤニに夢中で気がついてないだけかも…でも、やっぱりほとんど見かけない気がします。

日本ではなかなか見かけないバターチキン。
もし日本に美味しいお店があったら僕も食べに行きたいので、ぜひ良いお店を教えて下さいませ。

教えて頂いた情報はここでもここでも公開させて頂きたいなと思っています。

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1 Comment + Add Comment

  • 30年近く前に、六本木のモティのバターチキンにハマってしまい、コックをしていた友人にコッソリレシピを聞きました。今では我が家の定番料理で、子供たちも大好きです。インド料理初めてという日本人も、鍋をこそげて食べるくらいに好評ですね。

    ここのバターチキンは、カスーリメティを入れるのがキモ。私とティラキタさんの出会いも、実はこの料理を作るためにカスーリメティを探してたどり着いたのがきっかけでした。

    このバターチキンのレシピ、一度雑誌で紹介されたこともあるのですが、クックパッドなどでは再現しようと四苦八苦している方も見かけます。

    正統派のバターチキンではないかもしれませんが、美味しいので機会があったら食べてみてくださいね。

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