地球の反対側にインドの香りを探しに行く – カナダ・トロントのインド人街を訪ねて

2016年9月4日     No Comments    Posted under: インドが大好き!!

■世界中どこにでも住んでるインド人と中国人

インド人と中国人は世界中どこにでも住んでいると言われます。

「インド人ってば日本の西葛西に集まっているんでしょ?」とちょっとインド事情に詳しい人は思いますが、じ・つ・は!! インド人たちは僕らの想像を遥かに超えて世界中に住んでいるのです。

何年か前、ムンバイの取引先の結婚式に呼ばれたことがありました。彼らはインドから海外に商品を輸出しているエクスポーターと呼ばれる人々で、私達を含め、世界中から参列者がやってきていました。

「今日は世界中から親戚や、取引先が来ているのよ」
と言うのですが、参列者は僕を除いた全員がインド人で、誰がどこから来たのか、全く見分けがつきません。ヒンディー語で仲良く話していて、一見、すべての参加者がインドの中から集まったように見えました。

しかし、話をしてみると…
「僕はロンドンの郊外にお店を持っているんだ」とか
「私たちはケニヤでペットボトル製造の会社を持っているのよ」とか
「我々は南アフリカから来て、新婦のいとこに当たるんだ」とか
「モーリシャスから来てる。モーリシャスは飛行機で5時間位だよ」とか

確かに多国籍です。

そこの結婚式に参列していた人々の国籍をまとめて書いてみると…英国、ケニヤ、モーリシャス、カナダ、南アフリカ、米国、マスカット、そして日本。たった一組の結婚式なのに8ケ国から参列者がやってきていました。

一組の結婚式に8ケ国から参列者が来る
なんて日本では聞いたことがないよ!! インド人凄い!!

■暑い国インドの人たちが寒い国カナダにも

つい先日、カナダのトロントに行く機会がありました。カナダといえば美しい景色とメープルリーフ、そしていつも涼しいお国柄ですから、僕らが大好きなスパイス臭と暑い国であるインドとは全く対極の国です。なので、カナダでインドに巡りあうなんて想像もしていなかったのですが…

不思議な事に、なぜかカナダで出会う人達はインド系の人たちばかりでした。カナダのトロントに到着して乗ったタクシーはパンジャブ州からの移民でシーク教徒でしたし、朝食を食べようと思って入ったレストランで働いていたのはバングラデッシュ系の移民でした。そしてホテルのフロントの人もやっぱりインド人…。

なんかおかしいよ!!
カナダ、インド人多すぎじゃね?
これはカナダにおけるインド事情を調べてみなければ…

興味が湧いたので、早速、朝食で入ったレストランの店員さんに聞いてみます。

「ねえ、君はどこからの移民?」
「僕はね、バングラデッシュだよ」
「おお、バングラデッシュ! 行ったことあるよ! …にしては、キミ英語がうまいよね??」
「父がバングラデッシュからの移民で、僕はカナダ生まれなんだよ」

あ~~。なるほど。
移民に寛容な国家だけあって、ずっと前からカナダは南アジアからの移民を受け入れている模様です。
そう言えば、と思って聞いてみます。

「ねえ、トロントにインド人街ってあるの?」
「あるよ!! リトルインディアっていうインド人の移民街があるんだ」
「ホント!? 行ってみたい!!」

と言う事で早速教えてもらってインド人街に行ってきました

インド人街の場所はこちらです。

■美しい街トロント

トロントはとっても美しい街です。街の横には5大湖のオンタリオ湖があり、湖畔は公園として美しく整備され、大都市に居ながらにして、美しい自然を存分に楽しむことの出来る理想とも言える住環境の街です。街並みも非常に美しく、古いレンガ造りの建物と現代風の建築が違和感なくマッチしています。

市内の交通網は完璧に整備され、トラム、地下鉄、電車で色々な場所を自由に移動できます。

一定時間借りることの出来るレンタル自転車も整備されていました。

トラムに乗って30分、インド人街につきました。インド人街、めちゃめちゃ綺麗です。
「え! インド人街、こんな綺麗なの…」

心のどこかでハイパーリアルインドを期待していた僕はちょっと拍子抜けですが…よく考えればここはインドでなく、カナダですもんね。そりゃ、そうか。

■スパイスもサリーも手に入るインド人街

インド人街に到着したのでトラムを降りて早速散策開始してみます。

まず一番最初に目に入ったのはイスラム系の本屋さん。中を覗いてみると、ムスリムの方々が必要そうなコーランであるとか、イスラム教の書籍が色々と並んでいました。

BOMBAY CHOWPATTYと言うパーンや、パブ・バジ等のスナックを売っているお店。店名もそうですが、パブ・バジはムンバイのダダール駅の名物ですから、インド系移民の中でも特にムンバイからの移民者にターゲットを絞ったお店の様です。

KARMA’S KITCHIN。これはネパール料理屋さんですね。

グロッサリーショップではスパイスも売っていました。

Maharani(マハラニ=マハラジャの奥さん)と言う衣料品店。ショーウィンドウの中には高そうなサリーが並んでいます。カナダに移住してきたとしても、結婚式などのハレの日はきっと伝統的な衣装を楽しむのでしょう。

GUJRAT JewellerにIndian Paan。ここはカナダのトロントで街並みは綺麗ですが、並んでいるお店は間違いなくインドそのものです。

■ティラキタがお店作ったらこんな店?

そんな中、ティラキタがお店を作ったらこんなお店になるのかなぁ…こんなお店にしたいなぁ…と言うとっても素敵なお店を発見しました!!

このお店、Kala Kendarのオーナーさんは子供の頃に日本に住んでいたことがあるそうで、カナダに住んでいるインド人なのにもかかわらず日本語が喋れると言うビックリな経歴の持ち主。にこやかに迎えてくれ、親切にお店の中を案内してくれました

日本でアジアン雑貨屋と言うと、日本人が好きそうなキュートなエスニック系の雑貨が並んでいるものですが、ここのお店はインド人が経営しているだけあってちょっと違いました。壁には美しい布が沢山並べられています。

右の棚にも、左の棚にも美しい布ばかり。インド布が好きなインドパパ、キョロキョロ目移りしてしまいます。

布は棚の下にもいっぱいありました。ヤバい…この布全部欲しい…

地下に行ったら美しいパンジャビドレスが山のようにあり

インド人が好きそうなビーズいっぱいの靴が沢山並んでいました

2Fに上がってみると、そこにはインド楽器がたくさん!!

正直な話、このお店、インド本国の楽器店よりも在庫があると思います。ティラキタの在庫と同じ位あるでしょうか。インドから輸入されて来ているので、お値段はティラキタと同じくらいでした。地球の反対側にあるティラキタを発見した思いです。

ティラキタは通販のお店ですので、全部梱包されて実際に触ることは出来ませんが、この様に全ての楽器に触れるお店は僕らとしても理想です。

タブラがたくさん!!

このお店を見終わる頃には、「ティラキタもこんなお店がほしいなぁ…」と思うようになっていました。こんなお店、日本にはないですものね。いわゆるアジア雑貨屋さんは日本にありますが、キラッキラのインド布と、パンジャビドレスと、インド楽器のお店ってないですよね。

カナダのトロントに行く期会があったらぜひ、このお店を訪ねてみてください。
ティラキタが好きな人だったら絶対好きになるはず!と言う、とってもオススメなお店です。

■ビリヤニが美味しいLahore Tikka House

お店探しにも疲れたので、この街で一番美味しいビリヤニ屋さんと評判のLahore Tikka Houseに行ってみました。

ここもまた、おしゃれな内装です。ここ最近、インド国内のインド料理屋さんもオシャレになってきましたが、やっぱり海外のインド系のお店は更に一味違います。本国に行くと暑い、埃っぽいと言うのでその素敵さが隠れてしまいますが、本質的にインド文化って素敵なんだと思います。

壁には大きくタージマハルが原色で描かれ、原色のミニスツールが並んでいます。

そしてこの店で噂のビリヤニをオーダーしてみました。
出てきた瞬間の感想は…デカイ!!

お味の方は最高に旨いのですが、とにかく大きくて3人前くらいの分量です。どう考えても一人分としては多すぎですが、食べられない分はお持ち帰り用として包んでもらえます。日本円にして1500円位で3人前なのでカナダの物価から考えるとお得だと思います。

芳醇なスパイスとインド文化をたっぷりと味わった後に外に出ると、そこは暑くて埃っぽいインドではなく、お洒落で素敵なトロントでした。街に並んでいるイスもお洒落。

街並みもお店の外装もとっても素敵です。

■多民族国家カナダ

カナダにはインド系移民だけでなく、様々な国の人たちが住んでいますので、トロントに居ながらにして、世界中の味が味わえます。

世界中どこにでもいる中国系の人達はもちろん。

ハビビ・シャワルマ・ファラフェルという中東系のお店。

Pho HouseにHOA PHOUNG。こちらはベトナム系のお店ですね

レバノン料理屋さんもあって

超珍しい西インド諸島料理もありました

世界中の料理がありすぎて、本当に何を食べようか迷います。

多民族国家って、世界中の人達が住んでいるって言う位の認識だったのですが、世界中の料理が楽しめるっていう贅沢もあるんですね。

残念ながらカナダには数日間しか滞在できなかったのですが、また機会があったら長く行って、世界中の料理を食べ尽くしてみたいと思うようになりました。

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