インド人に正月休みはない!! 日本とは違うインドの休日事情

2016年1月7日     No Comments    Posted under: インドが大好き!!

■インドには正月休みがない


そもそもの発端はムンバイのヒーラルちゃんが新年1月1日に荷物を送って来ると言い出したことからでした。

「新年の1月1日に荷物が到着するように手配したわよ」
「え??」
「なんか、めでたい感じでしょ?」
「え?」
「今年もいい事がありますようにって思ったの。」

「ちょ! ちょっと待って!! それは困る!! すごい困る!!」
「え? どうして?」

「日本では正月は仕事しないんだよ!!!!」

こんな話をしていて、ハタ!と気がついたのですが、インドには正月休みと言う概念がなさそうです。
正月休みがないから1月1日から働けと悪夢のようなことを言い出したのですよね。

「そう言えば、インドってあまりお休みないよね?」

実際問題、インド人のお休み事情はどうなっているのでしょう…??

日本では正月にGW、お盆にシルバーウィークと多い年では年に4回も長期の休みがあります。でも、インドに行った時に休みにあたったことがないぞと思ってデリーのドグラさんに聞いてみると。意外な答えが返ってきました。

「日本では年に数回、一週間くらいの休みがあるんだけど、インドではないの?」
「ないよ」

「え?? 全然休みないの?」

「ないよ」

「公務員はどうなの?」

「連続で4日位が最長だね」

という風に、インドには公的な連続した休日がほとんどないのだそう。

日本人の僕達の視点から見ると、「それじゃ休めないじゃん!!」と思いますが…
街で遊んでいるインド人達はいっぱいいます。

そう言えば、日本では結婚式は必ず土日に行われますが、インドの結婚式は土日お構いなしです。

摩訶不思議なインドのお休み事情はどのようになっているのでしょう?

■市場は365日毎日開いている


ティラキタ買い付け班がインドに行く際、市場が開いているかどうかは大きな問題です。ティラキタでは市場だけでなく、生産者の工房に行ったりと、色々な方法で商品を探してきますが、やっぱり基本は市場です。

市場をウロウロして、商品を見つけるのはアジア雑貨屋さんの基本のキ。
だから市場が閉まっていたら話になりません。
インドパパ、20年間インドに通っていますが…確かに市場が閉まっている日はただの一日とてありませんでした。

ここ最近、確かに日本だって365日お店はやっていますが、それはショッピングモールやコンビニ等のチェーン店の話で、家族経営のショップは普通に休んでいますよね?

でもインドでは…零細ショップですらほぼ毎日やっている印象です。

市場事情に詳しいデリー在住のドグラさんに聞いてみると…

「市場は年に2日休みがあるけど、それ以外は全部やってるよ」

とのこと。

インド人は延々と毎日、働いているのでしょうか…?
休日無く働いているのでしょうか…?
うーーん。
なんか実感と違います。

■インドで平日のパーティーを企画する


ティラキタでは今年の5月にインドのマナリで野外フェスを行います。この野外フェス、日本のみんなといっしょにインドで遊ぼう!という企画ですので、GWにバッチリ嵌まるように日程が組まれています。企画してから、気が付いたのは「イベントの日が土日ではない」ということでした。

それヤバイよね? インド人のお客さん来ないよね? と思って、友達に聞くと…

「ねえ、パーティの日、平日なんだけど」
「それがどうしたの?」

「平日だと、お客さん来ないんじゃないかと心配しているんだよ…」
「全く問題ないね」

「え? 土日じゃなくってもいいの?」
「一切問題ないよ!!!」

どこからどういう自信があって、こう言い切れるのでしょうか?
日本だったら土日以外はみんな忙しくって、遊ぶ暇はないと思うのですが…

■ネパールでは年に一回、長い休みがある


お隣の国、ネパールからやってきた、ネパール人のサラダちゃんに聞いてみました。

「ねえ、サラダちゃん、ネパールって長い休みあるの?」
「ありますよ!! 10月のダサイン祭りの時は15日から20日間休みです」
「ネパールのお正月、ディーパワリの時も休みですよ」


ネパールに長い休みがあって、なぜインドにはないのか…ちょっと質問を変えてみます。

「ネパールに少数だけど、イスラム教徒の人が住んでるよね? あの人達はダサインの時、お休みするの?」
「うーーん…多分しない…」
「でも、ネパールの学校はダサインの時お休みなんだよね?」
「彼らは違う学校に行っているから…休まないのではないでしょうか。」

なるほど。宗教が違うと、休日も違うようです。

■インドの国民の休日は


実は、インドには全国一斉の祝日は3日しかありません。1月26日の共和国記念日、8月15日の独立記念日、10月2日のマハトマ・ガンジー生誕祭です。その他に、各地方で様々な休日があり、例えばデリーではこの様なカレンダーになるそうです。

■インドの会社で働くと


インドの会社で働くと、日本を遥かに上回る有給が貰えます。土日の休み以外に、有給が20日につき1日つき、病気や怪我による有給がそれに10日ほどつくのだそう。

合計で30日ほど有給がありますが、実際には有給は事前申請制であり、有給の買い取り制度もあるので、実際の休暇はそこまで多くないのだとか。そもそも、日本人ほどルールを守らないインド人たちのこと…会社が有給を法律どおり出している保証はどこにもありません。

■なぜまとまった休みがないのかの考察

インドではなぜまとまった休みがないのでしょう…?

インドは多民族、他宗教の国です。きっと国全体でまとまった休みを作るよりも、ある程度の休みの日数を個別に作り、それぞれの事情に応じて取得してもらうのが合理的、と言う事になっているのでしょう。

北の山で雪が降っている時、南の島では海水浴をしているお国柄です。デリーでの季節にちなんだ休みを作ると、他の地方では実感に全く合わない休みが出来てしまいます。

宗教にちなんだ休みも同様です。

ネパールでは8割以上の人がヒンドゥー教徒なので、ダサインの時に国をあげてお休みになりますが、少数派のイスラム教徒はその時はお休みしないと言う、チグハグなことになっています。

確かに、ヒンドゥー教にちなんだお休みを作れば、イスラム教やジャイナ教徒から反発があることでしょう。逆もまたしかりです。
宗教にちなんだ休日を作らないことは、多民族・多宗教国家における社会をうまく回していく知恵みたいなもの。

各宗教毎に大切なお祭りの日は別々なので、お祭りの日を全部休みにしてしまうと、一年中ずっと休みになってしまいますしね。

あと、インド人は日本人に比べると、圧倒的に会社の雇用率が低いと言う事もあるでしょう。インドでちゃんとした会社に勤めている人は中間階層に属する都市生活者だけで、10数億人の人口のほとんどは、家族で事業を行っていたり、農家であったりと、そもそも休日が何の意味もなさなかったりします。

家族で事業を行っている人達は、ちょっとでも稼ぎになればと、毎日仕事に通い続けますよね。
農家の人達は植え付けや収穫の時期は忙しいことでしょうが、その他の時期は暇そうです

そんなに人達は、面白そうなことがあればいつでも休みは取りたい放題。
きっと、これが「パーティーは土日関係ないよ!」っていうのに繋がるのでしょう。

日本人の僕達から見ると不思議なインド人のお休み事情。
「それぞれの事情に応じて、好きに取得する。決してお休みが少ないわけではない」と言う事だったんですね。

なるほどね!!!!

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