シタールの共鳴弦の替え方

2013年7月5日     No Comments    Posted under: 商品について
数多くの方からシタールの共鳴弦の交換方法が分かりません! と言う連絡をここ最近頂きます。

「そんなのGoogle先生に聞けば出てくるのでは…」と思ったのですが、実際に先生に聞いてみたら、出てこないのです。シタールの共鳴弦の交換方法は誰も書いていないのでした。

という事で、「決定版! シタールの共鳴弦の張替え方」を書いてみます。まず、用意するのは共鳴弦用のシタール弦。これは当店でも販売しています。6.7,共鳴弦用シタール弦というものがそれです。また、銅製のシタール弦か、針金をご用意下さい。


まず、シタールの共鳴弦を必要な長さの1.2倍くらいの長さに切ります。そして、片方の端っこをくるっと輪っかのようにします。


輪っかにした弦の中に、弦を数回くぐらせます


くぐらせたら、輪っかがすべらないように、先っぽを折ります。ここでポイントになるのは、力が加わる方は絶対に折ってはいけないということです。シタールの弦は細く、その細い弦に大変強い張力がかかりますので、一度折り曲げた弦はそこからあっという間に切れてしまい、使い物になりません。


これで片方が完成しました。写真で見て判るように、力のかかる部分がスムースになるようにして下さい。


次に、もう片方の何もしていない弦を切れた共鳴弦の穴に入れます。この弦を横から出さなければいけないのですが


ここで必要なのが、鍵の形をした針金です。シタールプレイヤーならば、2弦目用の銅製の弦を持っていると思うのですが、それを使うことができます。ない方は針金を使ってください。この鍵の部分で共鳴弦を引っ掛けます。


上から入れた共鳴弦を、引っ掛けて横から出してきます。太い鈎状の弦を横から入れるのがポイントです。


引っ掛けたら、ゆっくりと持ってきて共鳴弦を引っ張り出します。ちょっと難しく、なかなか出てこないのですが、根気よくやってればそのうち出てきます。


出てきた共鳴弦をペグに巻きつけます。まずシタールの共鳴弦をペグの穴の中に通し…



1回だけでなく、2回通します。別にシタールの中で緩まなければ1回でもいいのですが、2回のほうが確実です


通した弦が外れないようにグルグルと2回くらい巻いておくとより完璧ですね。


共鳴弦はシタールの中で結ばれていますので、片方から弦を引きつつ、ペグを中に入れていきます


ここで弦が緩んでしまうことが多いので、注意して進めます。弦が出来るだけ緩まないようにしながらペグをシタールの中に差し込んでいきます。


ペグが刺し終わったら、弦を通して行きましょう。さっき作った丸っこい片方をフレットの下に入れていきます


シタールは何個もフレットがあるのでちょっと大変ですが、ゆっくりと確実に通していきます。


フレットの下を通し終わったら、ジャワリの下に通します。


ジャワリの下から持ってきて…


トゥンバの先端のペグに引っ掛けます。


そうしたら、ペグを反時計回りに回して、弦をピンと貼っていきます。弦が折れるとすぐに切れやすくなりますので、注意して張って下さい。


なお、共鳴弦のチューニングの方法ですが、共鳴弦がシタール本体から出ている穴がありますが、その穴の一番近くのフレットから出る音と同じ音にチューニングします。例えば、Aの部分の共鳴弦はA’を押した時の音と同じ音にチューニングします。Bの部分の共鳴弦はB’を押した時の音と同じ音にチューニングします。

共鳴弦の音は演奏するラーガ(音階)によっても変わります。全部の共鳴弦をラーガの中に入っている音にチューニングすると、大変綺麗な雑味のない音が得られますよ。


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