シタールの共鳴弦の替え方
数多くの方からシタールの共鳴弦の交換方法が分かりません! と言う連絡をここ最近頂きます。
「そんなのGoogle先生に聞けば出てくるのでは…」と思ったのですが、実際に先生に聞いてみたら、出てこないのです。シタールの共鳴弦の交換方法は誰も書いていないのでした。
という事で、「決定版! シタールの共鳴弦の張替え方」を書いてみます。まず、用意するのは共鳴弦用のシタール弦。これは当店でも販売しています。6.7,共鳴弦用シタール弦というものがそれです。また、銅製のシタール弦か、針金をご用意下さい。
まず、シタールの共鳴弦を必要な長さの1.2倍くらいの長さに切ります。そして、片方の端っこをくるっと輪っかのようにします。
輪っかにした弦の中に、弦を数回くぐらせます
くぐらせたら、輪っかがすべらないように、先っぽを折ります。ここでポイントになるのは、力が加わる方は絶対に折ってはいけないということです。シタールの弦は細く、その細い弦に大変強い張力がかかりますので、一度折り曲げた弦はそこからあっという間に切れてしまい、使い物になりません。
これで片方が完成しました。写真で見て判るように、力のかかる部分がスムースになるようにして下さい。
次に、もう片方の何もしていない弦を切れた共鳴弦の穴に入れます。この弦を横から出さなければいけないのですが
ここで必要なのが、鍵の形をした針金です。シタールプレイヤーならば、2弦目用の銅製の弦を持っていると思うのですが、それを使うことができます。ない方は針金を使ってください。この鍵の部分で共鳴弦を引っ掛けます。
上から入れた共鳴弦を、引っ掛けて横から出してきます。太い鈎状の弦を横から入れるのがポイントです。
引っ掛けたら、ゆっくりと持ってきて共鳴弦を引っ張り出します。ちょっと難しく、なかなか出てこないのですが、根気よくやってればそのうち出てきます。
出てきた共鳴弦をペグに巻きつけます。まずシタールの共鳴弦をペグの穴の中に通し…
1回だけでなく、2回通します。別にシタールの中で緩まなければ1回でもいいのですが、2回のほうが確実です
通した弦が外れないようにグルグルと2回くらい巻いておくとより完璧ですね。
共鳴弦はシタールの中で結ばれていますので、片方から弦を引きつつ、ペグを中に入れていきます
ここで弦が緩んでしまうことが多いので、注意して進めます。弦が出来るだけ緩まないようにしながらペグをシタールの中に差し込んでいきます。
ペグが刺し終わったら、弦を通して行きましょう。さっき作った丸っこい片方をフレットの下に入れていきます
シタールは何個もフレットがあるのでちょっと大変ですが、ゆっくりと確実に通していきます。
フレットの下を通し終わったら、ジャワリの下に通します。
ジャワリの下から持ってきて…
トゥンバの先端のペグに引っ掛けます。
そうしたら、ペグを反時計回りに回して、弦をピンと貼っていきます。弦が折れるとすぐに切れやすくなりますので、注意して張って下さい。
なお、共鳴弦のチューニングの方法ですが、共鳴弦がシタール本体から出ている穴がありますが、その穴の一番近くのフレットから出る音と同じ音にチューニングします。例えば、Aの部分の共鳴弦はA'を押した時の音と同じ音にチューニングします。Bの部分の共鳴弦はB'を押した時の音と同じ音にチューニングします。
共鳴弦の音は演奏するラーガ(音階)によっても変わります。全部の共鳴弦をラーガの中に入っている音にチューニングすると、大変綺麗な雑味のない音が得られますよ。
「そんなのGoogle先生に聞けば出てくるのでは…」と思ったのですが、実際に先生に聞いてみたら、出てこないのです。シタールの共鳴弦の交換方法は誰も書いていないのでした。
という事で、「決定版! シタールの共鳴弦の張替え方」を書いてみます。まず、用意するのは共鳴弦用のシタール弦。これは当店でも販売しています。6.7,共鳴弦用シタール弦というものがそれです。また、銅製のシタール弦か、針金をご用意下さい。
まず、シタールの共鳴弦を必要な長さの1.2倍くらいの長さに切ります。そして、片方の端っこをくるっと輪っかのようにします。
輪っかにした弦の中に、弦を数回くぐらせます
くぐらせたら、輪っかがすべらないように、先っぽを折ります。ここでポイントになるのは、力が加わる方は絶対に折ってはいけないということです。シタールの弦は細く、その細い弦に大変強い張力がかかりますので、一度折り曲げた弦はそこからあっという間に切れてしまい、使い物になりません。
これで片方が完成しました。写真で見て判るように、力のかかる部分がスムースになるようにして下さい。
次に、もう片方の何もしていない弦を切れた共鳴弦の穴に入れます。この弦を横から出さなければいけないのですが
ここで必要なのが、鍵の形をした針金です。シタールプレイヤーならば、2弦目用の銅製の弦を持っていると思うのですが、それを使うことができます。ない方は針金を使ってください。この鍵の部分で共鳴弦を引っ掛けます。
上から入れた共鳴弦を、引っ掛けて横から出してきます。太い鈎状の弦を横から入れるのがポイントです。
引っ掛けたら、ゆっくりと持ってきて共鳴弦を引っ張り出します。ちょっと難しく、なかなか出てこないのですが、根気よくやってればそのうち出てきます。
出てきた共鳴弦をペグに巻きつけます。まずシタールの共鳴弦をペグの穴の中に通し…
1回だけでなく、2回通します。別にシタールの中で緩まなければ1回でもいいのですが、2回のほうが確実です
通した弦が外れないようにグルグルと2回くらい巻いておくとより完璧ですね。
共鳴弦はシタールの中で結ばれていますので、片方から弦を引きつつ、ペグを中に入れていきます
ここで弦が緩んでしまうことが多いので、注意して進めます。弦が出来るだけ緩まないようにしながらペグをシタールの中に差し込んでいきます。
ペグが刺し終わったら、弦を通して行きましょう。さっき作った丸っこい片方をフレットの下に入れていきます
シタールは何個もフレットがあるのでちょっと大変ですが、ゆっくりと確実に通していきます。
フレットの下を通し終わったら、ジャワリの下に通します。
ジャワリの下から持ってきて…
トゥンバの先端のペグに引っ掛けます。
そうしたら、ペグを反時計回りに回して、弦をピンと貼っていきます。弦が折れるとすぐに切れやすくなりますので、注意して張って下さい。
なお、共鳴弦のチューニングの方法ですが、共鳴弦がシタール本体から出ている穴がありますが、その穴の一番近くのフレットから出る音と同じ音にチューニングします。例えば、Aの部分の共鳴弦はA'を押した時の音と同じ音にチューニングします。Bの部分の共鳴弦はB'を押した時の音と同じ音にチューニングします。
共鳴弦の音は演奏するラーガ(音階)によっても変わります。全部の共鳴弦をラーガの中に入っている音にチューニングすると、大変綺麗な雑味のない音が得られますよ。