ディジュリドゥの深遠さに触れる

2013年6月13日 商品について
ここ最近、ティラキタでは「もっときちんと伝えよう!」運動をやっています。

ティラキタは2001年くらいからネットショップをやっています。2000年台の前半は、まだ回線が遅かったので、できるだけ画像の大きさは小さく、そして画像はあまり多くないほうが良かったのです。でもここ最近は、綺麗な写真を載せられるようになり、動画も載せられるようになりました。

ここ最近、ネットショップでは、むしろそれが当たり前です。なのでティラキタでは写真の枚数をできるだけ増やしたり、実際に使いそうなシチュエーションで撮影したり、ムービーを掲載したりしています。それがティラキタの「もっときちんと伝えよう!」運動です。

つい先日のこと。ディジュリドゥのムービーを撮影しました。
ちょっとだけディジュが鳴らせるインドパパ、「俺が演奏したのを掲載すればいいじゃない?」と思い、いざ撮影に挑みます。
ティラキタの屋上で5月の真っ青な青空の下、撮影しました。

ディジュは素敵な音の楽器なので、吹いてみると、自分ではなかなかいい音に聞こえます。
調子よく「ブオー」と吹いてみます。
時々、「プスー」と音がスカりますが、まぁ、それも味。
だいぶいい調子に吹けました。自分の中では80点くらいの気分です。

さて、撮影を終えて、実際にみてみると…なんだかだいぶ残念な感じのムービーでした。音は薄いし、下手だし、息は続いていないし…初心者が何とか頑張ってやっている感がたっぷりです。


「ねえ、これ、商品動画としてアップする?」と全員に聞いた所、
「いやーーー、これは恥ずかしいっすね!!」
「ダメですね」
恥の上塗りするだけですからやめて下さい」
「せめて循環呼吸が出来る様になってから」
と散々な評判です。

結果、「誰か友だちに頼んだほうがいい」と言う事になり、友人のてらじんさんに連絡し、吹いて貰う事になりました。
てらじんさんはディジュリドゥにハマり、音に魅せられてオーストラリアのアボリジニの長老にまで習いに行った達人級の方です。
移の瞬と言うバンドのメンバーとしても活動されています。


これが、てらじんさんの動画です。


なんですか、この違いは。音はぶっといし、倍音は出ているし、腹の底にビンビンとやってきます。


もう一回、僕の動画です。音は細いし…どんどんダメさが際立ってきます。


もう、なんか、口では説明できない程の大きな違いがあります。正直な感想は「これ、同じ楽器かよ!?」「どうやったら、この音が出るんだよ!」

インドパパも、ここまできちんとディジュの音の違いを比べたことがなかったので、この違いは衝撃的でした。ムービーを見れば、インドパパとてらじんさんの音の違いはすぐ判りますが、同じディジュリドゥでも人によって出る音は違い、アボリジニの長老には長老にしか出せない音があるのだそう。ディジュリドゥは単純なパイプのように見えますが、単純なだけに非常に奥深く、吹く人の技量と個性によってこんなにも違うのです。


だからこそ面白いし、だからこそハマってしまうのでしょうね。ディジュリドゥ、口を振動させるだけで音が出るので、すぐ出来る気がしますが…音が出たその先には長い長い道が待っているのでしょう。

てらじんさんも、日本で練習したけど、やっぱりダメだと感じ、アボリジニの長老のところに行って習ってきて、何回も壁に突き当たりつつも克服し、長い時間をかけてこの音を習得したのだそう。

ディジュリドゥは、言ってしまえばただの筒です。木に穴が開いたものです。
でも、それは単純なただの筒ではありませんでした。
人生を変えてしまったり、オーストラリアまで修行に行かせてしまったりする、不思議な魔法の筒でした。

ディジュリドゥのムービーを撮って、お客様によく説明するはずが、私達にとっても、改めてディジュリドゥという楽器の奥深さと、深遠さに触れる良い機会になったのでした。

まだディジュリドゥに触ったことのない方、ぜひ一度、この奥深い魔法の筒に触ってみて下さい。もしかしたら、この筒があなたの人生を大きく変え、素敵な方向に向かわせてくれるかもしれませんよ。


演奏者:◎地球人てらじん

ディジュリドゥ奏者&薬剤師です☆*:・゜∞
ディジュリドゥや漢方的生活を中心に
心身ともに健康になっていく
イベント&空間「空-ku-」を主催☆*:・゜∞

あなたもわたしも宇宙です☆*:・゜∞
PEACE∞LOVE∞UNITY☆*:・゜∞
いのち の かがやき☆*:・゜∞
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3 Comments + Add Comment

  • […] かしいっすね!!」 「ダメですね」 「恥の上塗りするだけですからやめて下さい」 「せめて循環呼吸が出来る様になってから」 と散々な評判です。 もっと読むにはこちらをどうぞ!! […]

  • 大型口唇リード管楽器すなわちチューバ、アルプホルンなどを吹きこなせる人には同じ発音モード(発音の原理)でもって難なく吹ける筈です。基底音(尺八でいう筒音、クラリネットで言うシャルモー)のみならず各倍数の倍音も出せる筈、これらの映画では「基底音」と「ホーミー」しか出せていません。機会があったらプロフェッショナル・チューバ奏者を連れて来て試みさせて下さい。追って私も帰国したら先日購入した可変長楽器で試みて見ます。

  • 先のコメントの続きです。先日購入した可変長(スライディング)ディジュリドウでもって、口の(唇の)構え方と呼気圧(腹圧)の調整(加圧)でもってクラリネット族と同様に基底音に加えて3倍と5倍の奇数次高調波で綺麗に発音(発振)できました2倍、4倍のような偶数次高調波では発音できません。故にディジュリドウは音響学的にはクラリネット族と同様な閉鎖端円筒管楽器だと結論できます。7次高調波では私の口唇と腹筋の筋力不足で発振できませんでしたが、筋力次第では可能な筈。

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