なにが食べられるの? インド人のベジ事情

今回は、インドのマイソールにヨガの勉強に行っているアシュタンガヨガの先生、MOMOさんがインドのベジ事情をレポートしてくれます。何でも食べられる僕達日本人には想像もできないインドのベジ事情、どうなっているのでしょうか?

最近、うちの大家さん(ハイダラバード出身の写真の先生)やインド人の知り合いでマレーシアに旅行に行ったよ、という人が増えています。それはもちろん!エアアジアのバンガロール?クアラルンプール線のおかげ。そして、キングフィッシャーが就航している香港なんかに比べても、マレーシアは物価の安さも含めてインド人にとっては旅行しやすい環境です。

そのエアアジア、羽田?クアラルンプール間は機内でお酒が飲めるのだけど、残念ながらクアラルンプール?インド各都市間はお酒の販売はなし!! でも、機内食や荷物のKGの割り増し料金なんかも羽田線よりもお安く設定されていていい感じです

それはさておき、インド人は外国に行ってなにを食べているのでしょうか?
そもそも、インド人って牛が食べられなかったり、食事制限がとても厳しい人たちだったはずです。

Momo  「マレーシアでおいしいものたくさん食べて来た? 何がおいしかったー??」
インド人「もちろん、いっぱい食べてきたよ!! クアラルンプールにはインド人がたくさん住んでいるから、いいインディアンレストランがたくさんあるんだよ。」
Momo  「ええええー?海外に行ってもインド料理 ?マレーシア料理は好きじゃないの?」
インド人「我々はベジタリアンだからね。ベジタリアンのインド人のやってるインド料理店なら安心なんだ。」


インド国内だけでなく、シンガポールやロンドンにも支店がある南インドレストラン、サラヴァナ・バワンのケータリングカー。海外でもインド料理が食べたい!と言う需要はインド人の切実な願いです。このレストラン、とっても美味しくてインドパパも大ファン!

そんな! それだったら別に海外に行かなくたっていいじゃない!!  海外に行って日本食屋さんを巡るようなものじゃない!  と日本人の私たちは思うのですが、インド人はそうは思わない様です。

確かに、私の知っている世界的に有名なインド人ヨガの先生(代々続くブラーミンのお家の出身)も東京にティーチングに来ると絶対ベジのインド料理屋しか行きません。

荻窪や銀座や青山にお店のある某インドレストランで、知る人ぞ知る、ピュアベジのレストランなの。そこのお店は働いている人も基本的にはヴェジタリアンで、キッチンに入っているコックさん自身もピュアベジだから安心みたい。こだわりのあるベジの人は心情的に、ベジ料理でもノンベジと同じキッチンで料理されたご飯を食べるのはちょっとイヤみたいで(前に肉切った包丁でオレの野菜を切るな?、みたいな)海外に行くとご飯を食べられる場所が限られるみたいです。外資系の製薬会社に勤める友人も、出張で日本に来るインド人(ピュアベジ)を食事に連れて行くのは本当に大変、って言っていました。

ベジはベジでも動物性のモノは一切排除しているかというとそうではなくって、乳製品や蜂蜜はOKなのですね。でも、卵はダメ。

そのココロは…命あるモノを傷つけたり殺したりしているか?という所にあるみたい。でも、件のインド人の友人曰くコルカタはじめ海沿いに住む人々の間では魚はベジタリアン料理と考えられている地域もあるとのこと。

ちなみに、ホテルのビュッフェなんかに行くとひとつひとつのお料理にベジかノンベジかの表示があるんですが、面白いと思ったのはケーキ屋さんなんかでもエッグレスの表示があること。卵がダメなベジの人用に、ちゃんと卵を使っていないケーキが用意されているのですね。

インドのベジ事情、なかなか奥が深いです。

MOMOさんのブログ:嗚呼!日々是サマーディ

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