タイの変なお寺 Part 3 – ワットパイロンウア(WatPhaiRongWua)

ティラキタのメルマガで大好評の「タイの変なお寺」シリーズの第4弾は、スパンブリ県にあるワットパイロンウア(WatPhaiRongWua)のレポートです! ティラキタの不思議なもの取材班が突撃してきました!

ワットパイロンウアはバンコクの北100Km位の所にある珍寺の中の珍寺。地獄寺マニアには大変有名なお寺です。バンコクの北のスパンブリ県にあるというので、インドパパはスパンブリまでバスで行き、そこで乗り換えて…というルートにしましたが、それは完全な大間違い。

バンコクからのバスを降り、スパンブリのバスターミナルで「ワットパイロンウアはどこ?」って聞くと、バスの案内のお姉ちゃんは僕達の今、降りたバスを指さして「あれに乗れ」と言うではありませんか。「え、あれに3時間も乗ってきたんだけど…」というと、爆笑しながら「半分戻るのよ!」って言われ愕然。

ワットパイロンウアはスパンブリとバンコクのちょうど中間くらいにあるんですって! 行けばわかるだろと、なにも見ないでノリで行ったのが間違いの元でした。

一番簡単で間違いのない行き方は、バンコクからタクシーに乗って、行き先を伝える方法。メーターであればお値段もそんなには高くならないと思います。ちなみに、タクシーの運転手に「ワットパイロンウア」と言ってもまず伝わらないのでGoogle MapのWatPhaiRongWuaを印刷して、それを見せると良いかもしれませんね。

タイで一番暑い5月にワットパイロンウア(WatPhaiRongWua)に行ったのですが…アツすぎて地獄のようでした。地獄を見に行って地獄でダウンなんてギャグにしかなりません。正直、熱中症一歩寸前でした。ワットパイロンウア(WatPhaiRongWua)は広いので、あまり暑くない時に行くのがいいと思います。


これがワットパイロンウアの入り口です。
でかい!無駄にでかいゲートが立っていました


敷地は大変広く、色々な所にいろいろな建物が点在しています。はじめに、素敵な寺院が出現しました。タイの伝統建築らしく、天に突き刺さるようなデザインが素敵です。


中に入ってみると…広くてちょっと涼しいです。暑くて暑くて、日射病にかかりそうだったので、ホっとしながら中を見てみます。


不思議な機械がありました。タイ語が読めないので、きちんとは解らないのですが、自分の生まれた曜日によって占いをしてくれる機械だと思います。日本のおみくじみたいな感じなのかな?

 
壁には不思議なイラストが書いてあります。寺院ロケット? 木の人?
祈り続け、涅槃に達するとお寺すらも飛び立ってしまうのでしょうか…何ともありがたいですね。
あ、不思議なイラストだけではなく、もちろん仏教の普通のイラストも書いてあります。


外に出ると、仏像だらけ。どこを見回しても仏像です。
てか、仏像は探してないんですけど…地獄を見たいんですけど…

僕達の目指す地獄はどこにあるのでしょうか…
歩いても歩いても目指す地獄が出てきません。 暑くて死にそうです。

ありました! 地獄がありました! ゲートから歩いて15分くらいでしょうか。あまりの暑さに気が遠くなりながら、やっとこ地獄に到着です。


地獄に入ってみると…いきなりいやらしい事をしている人たちを発見です。
ちょっとちょっと、あなたたち! ダメですよーー


目から血をだらだら流している人がいます。

ヤリが刺さり、のけぞっている人もいました。


地獄の釜を発見しました。ドクロが五徳になり、大きな火が焚かれています。その中では何人かの人たちがパーティーをしているようです。


おしりからハゲワシにつつかれている女性。さっきの像といい、この寺院、なんだかちょっとエロい感じがします。でも、そう感じるのはインドパパの脳みそがいけないのでしょう。
ここは地獄です。子供の教育のために作っているはずなんですから…


4つの串に串刺しになり、カラスにつつかれている人もいます。

半魚人も刺されていました。

やたら手の大きい人を発見。この地獄、周りの住民の方たちが楽しく作ったのではないかと思われる部分がありますね。小さく作る技術があまりないので、手などの末端部分が大きくなったり、顔の造形が似通ってくるのもその一例だと思います。


煮え湯を飲まされている人。
ボツボツが伝染病みたいでイヤな感じです。

首に円盤が刺さっている人。
衝撃で舌がびろーんと伸びています。

 


カエル人間、鳥人間、羊人間もいました!

タイ地獄界でおなじみの腹人間さんも。
目と口から血が出ていますけど、大丈夫?

テクテク歩いて行くと…なんと! こんな地獄の中で営業しているお店を発見!
まさに地獄ショップ! あ、今、ボツボツが出ている人に襲われそうです!
何ともシュールな光景です。

この地獄にしかいない草間弥生風の水玉人間さんたち。この地獄のオリジナル表現ですね


びろーんと舌を伸ばした人。造形的に未熟なのが逆意にいい味を出しています。

首長人間です。

そして最後に…大きな大きな10m位あるでっかい水玉人が出現。体中のボツボツ、真っ白な肌。すいません、これ、ちょっと気持ち悪いんですけど…あ、ちょっとちょっと、大切な所が見えてますよ!


地獄を出て、道を歩いていると…こんな看板を発見!
これって、お寺の広告です。お寺でライブやってくれたりするみたいです。
日本だと「古い」というイメージのお寺ですが、ここタイでは地獄を作ったり、ライブをやったりと頑張っているようですね。お寺は祈りの場所というだけでなく、みんなの楽しいスポットになっているのでしょう。

いやーー、自由王国タイランド! 本当に面白い国です。まだまだ面白いものがたっぷりある気がします。

また、面白いものを見つけ次第レポートしますね!!
次回もお楽しみに!

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